レッズランド

レッズランドについて

レッズランド（英: RedsLand）は、2005年に浦和レッズによって設立された総合スポーツクラブで、埼玉県さいたま市桜区に位置しています。目的は、西ヨーロッパのような地域スポーツ文化を育成するためのクラブの役割を明確にし、具体的な活動を進めていくことです。会員制が導入されており、施設が完成次第、順次会員に開放されます。なお、会員以外のビジターも利用可能ですが、会員価格より割高になります。

施設の概要

レッズランドは、広大な敷地面積を持ち、14万8,500平方メートル（約4万5000坪）に及びます。この広さは、東京ドーム3個分に相当します。以下は、主な施設の内容です：

• - サッカー場：天然芝のサッカー場が3面、人工芝の1面があり、うち2面は浦和レッズのトップチームや下部組織の専用練習グラウンドです。これらのフィールドは一般開放はされず、会員専用となっています。
• - ミニサッカー場：天然芝を使用したミニサッカー場が3面。
• - フットサル場：人工芝のフットサル場が4面。
• - テニス場：全天候型のテニスコートが11面、使用可能です。
• - サイクリングコース：サイクリングやジョギングに利用できるコースがあります。
• - デイキャンプ場：バーベキュー等を楽しめる施設があります。
• - レッズランドハウス：会員同士の交流を促進するためのクラブハウスです。

創設の歴史

浦和レッズは、地域文化に密着したスポーツクラブを目指す一環として、浦和市内での施設設立を模索していました。その際、東京農業大学のグラウンドの利用が決まり、2004年に「レッズランド計画」が発表されました。その後、浦和レッズは地権者との長期借地契約を結び、2005年4月に着工しました。2007年内の完工を目指していたものの、設計の見直しがありつつも、2005年7月には一部施設を先行開業することに成功しました。

早期に開業した際には、すでにサッカーグラウンドや野球場が整備され、地域のコミュニティーとの連携を図り、健全な育成や健康増進を目指す活動が始まりました。会員登録を行うと、優先的に施設を利用することができますが、一般市民でも会員登録なしでの利用は可能です。

各種イベントと取り組み

開業以来、さまざまなイベントが開催されました。例えば、テニス教室が伊達公子の監修のもとで開講され、視覚障害者サッカー全国選手権も行われました。また、会員向けには、浦和レッズの人気の入場券の優先販売など特典も用意されています。

レッズランドでは、浦和レッズの女性チームや他のJリーグクラブが練習場として利用することもあり、地域に根ざした活動が続いています。さらに、2019年には台風による水害などもありましたが、地域とのつながりを強化し、今後も持続可能なスポーツ環境を整えていくことを目指しています。

運営の展望

レッズランドは、今後も会員数を伸ばし、約1万人程度を目標としています。また、運営はNPO法人または株式会社として浦和レッズから独立した形で進める計画もあります。運営費は会費と協賛金、施設利用料を中心に賄われます。これにより、地域に密着したスポーツクラブとしての役割を果たしていくことが期待されています。

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