レン・チャペル

レナード・ロイ・チャペル：カレッジバスケのスターからNBAオールスターへ

レナード・ロイ・チャペル（Leonard Roy Chappell, 1941年1月31日 - 2018年7月12日）は、アメリカ合衆国出身の元プロバスケットボール選手でした。203cmの長身と109kgの恵まれた体格を生かし、主にパワーフォワードやセンターとして活躍しました。

大学時代：ウェイクフォレスト大学での輝かしい実績

チャペルはウェイクフォレスト大学で3年間プレーし、その才能を開花させました。平均24.9得点、13.9リバウンドという素晴らしい記録を残し、特に4年次には平均30.1得点、15.2リバウンドを記録。チームをNCAAトーナメントのベスト4に導き、オールアメリカ1stチームに選出されるなど、その実力はカレッジバスケ界でもトップクラスでした。また、カンファレンス年間最優秀選手に2年連続で選ばれるなど、数々の栄誉に輝きました。

彼の功績を称え、ウェイクフォレスト大学では背番号『50』が永久欠番に指定されています。これは、チャペルが大学にもたらした影響がいかに大きかったかを物語っています。

NBAでのキャリア：オールスター選出

1962年、チャペルはNBAドラフト全体4位という高い評価を受け、シラキュース・ナショナルズに入団しました。2年目の1963-64シーズン開始直後にはニューヨーク・ニックスにトレードされ、そこで平均17.1得点、9.8リバウンドを記録し、オールスターに選出されました。これは、NBA選手として一つの頂点を極めた瞬間と言えるでしょう。

その後：様々なチームでのプレーと引退

1966年にニックスを離れた後は、6年間で7つのチームを渡り歩き、ABA（アメリカン・バスケットボール・アソシエーション）のダラス・チャパラルズでプレーした1971-72シーズンを最後に現役を引退しました。

NBAとABAを合算した通算成績は、670試合に出場し、6,227得点、3,431リバウンド（平均9.3得点、5.1リバウンド）でした。これは、決して華々しい数字ではありませんが、様々なチームで役割をこなし、プロとして生き抜いた証と言えるでしょう。

死去

2018年、チャペルはウィスコンシン州オコノモウォックにて77歳で亡くなりました。彼の残した功績は、今もなお多くの人々に語り継がれています。

レナード・ロイ・チャペルは、カレッジバスケのスター選手として、そしてNBAオールスター選手として、バスケットボール界にその名を刻みました。

Basketball-Reference.com

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