レ・ロマネスク

レ・ロマネスクとは

レ・ロマネスク（Les Romanesques）は、2000年にフランスのパリで結成された音楽ユニットで、メインボーカルのTOBIとアシスタントのMIYAが所属しています。ユニットは海外のクラブシーンや音楽フェスティバルでの人気を誇り、2008年のパリ・コレクションでのパフォーマンスをきっかけに、世界中の12カ国以上、50都市以上で公演を行ってきました。長期間フランスで活動してきた彼らは2011年に帰国し、東京を拠点として再スタートを切りました。さらに、NHK Eテレの番組『お伝と伝じろう』にメインキャストとして出演し、国内外でその名を知られるようになりました。

メンバー紹介

TOBI（トビー）

TOBIは3月1日生まれの広島県出身で、慶應義塾大学経済学部を卒業した後、フランスへ渡ります。大学時代は落語研究会に所属し、作詞や作曲、振付を担当しています。サラリーマンとしての道を歩んでいましたが、次々と勤務先が倒産し、自身をリセットするために渡仏しました。TOBIのパフォーマンスは、王冠やティアラ、クイーンやプリンスのスタイルを取り入れたメイクや衣装が特徴です。2011年以降は活動名をTOBIに統一しました。

MIYA（ミーヤ）

MIYAは4月4日生まれで群馬県出身、早稲田大学にて人間科学を学びました。彼女は視覚的なイメージを担当し、独特なドラァグクイーン風のスタイルが特徴です。大学卒業後、音楽療法を学ぶためにフランスに渡り、TOBIの手伝いをすることに。2011年にMIYAに統一した名義で活動を続けており、ソロボーカルの曲もリリースしています。

活動の歩み

デュオの初ライブは2000年10月に行われ、その後もフランス各地で精力的にパフォーマンスを展開。2006年から2011年には、著名な歌手ピエール・バルーと共に生活し、彼の影響からレ・ロマネスクの衣装にピンク色が定番として施されるようになります。

2008年のパリコレでのライブにより、ファッション界での評判が広まり、数々の国での公演が実現。2010年にはフランスの映画祭で公式マスコットに選ばれるなどして名声を高めました。その後、2011年にはフジロックフェスティバルに出演し、日本に帰国して本格的にメイドIn・ジャパンの活動をスタートさせます。

メディア出演と影響

多くのテレビ番組やラジオ番組に出演し、特に日本ではNHK Eテレの『お伝と伝じろう』で大きな人気を得ています。また、TOBIは「いしかわ観光特使」に任命され、さまざまなメディアでの活動を通じて日本文化を広める役割も果たしています。

音楽とライブパフォーマンス

レ・ロマネスクの音楽は、ジャンルを超えた独特のスタイルがあり、特にライブパフォーマンスでは振り付けが多く観客も参加できる要素が盛り込まれています。このため、観客はただ見るのではなく、一緒に楽しむことができるライブ体験が魅力です。さらに、注意深いサポートメンバーによる音楽サポートも、彼らのパフォーマンスの大きな魅力とされています。

ディスコグラフィーの概要

2006年以降は多くのシングルやアルバムをリリース。フランスでの初のオリジナルCD『Dandysme!』や、日本では『レ・ロマテラピー』といったアルバムが存在し、幅広い音楽スタイルを展開しています。彼らの作品は聴く人々に多くの楽しみと感動を与え続けています。

まとめ

レ・ロマネスクは、その独自性と国際的な背景を持つ音楽ユニットです。これからも多彩な活動を通じて、新たなファンとの出会いを求めながら、さらなる進化を続けていくことでしょう。

もう一度検索