ロゴタイプ (競走馬)

ロゴタイプについて

ロゴタイプは、日本の競走馬・種牡馬で、2010年3月10日に誕生しました。彼の名前は、文字を組み合わせて個性的な書体に図案化したことに由来しています。主な勝ち鞍には、2012年の朝日杯フューチュリティステークス、2013年の皐月賞、2016年の安田記念があります。

出自とデビュー前

ロゴタイプの母であるステレオタイプは、父サンデーサイレンスから生まれ、芝とダートで通算22戦して2勝を挙げました。母方の祖先には、1993年のローズステークスで優勝したスターバレリーナがいます。一方、ロゴタイプの父はローエングリンで、彼もまた優れた成績を残しました。特に、父ローエングリンは48戦10勝を収め、G1レースで18回出走するほどの実力馬でした。ロゴタイプは、「ステレオタイプの10」として社台グループに募集され、総額1000万円で出資された馬となりました。

競走馬時代

2012年6月24日、ロゴタイプは函館の芝1200mの新馬戦でデビューし、見事に1番人気として勝利を収めました。次の函館2歳ステークスでは14番人気ながら4着と健闘し、その後も着実に成績を上げていきました。特に、12月16日の朝日杯フューチュリティステークスでの勝利は印象的で、レースレコードタイでの優勝を果たしました。この活躍により、ロゴタイプは2012年度のJRA賞最優秀2歳牡馬に選出されました。

2013年には3歳馬として皐月賞に挑戦し、ここでも見事に勝利を掴みました。クリスチャン・デムーロ騎手とのコンビで、前を行くエピファネイアとの接戦を制し、1分58秒0というレコードタイムでの勝利でした。この年は特にインパクトのある成績を残す年となりましたが、東京優駿ではキズナに敗れ、連勝は4で止まりました。

2014年から2016年にかけては、重馬場や故障に悩まされつつも、安田記念で3年ぶりに勝利を収めるなど一定の成果を残しました。特に、安田記念での走りは、多くの人々の記憶に残る走りとなりました。

引退と種牡馬入り

2017年にはさらなる活躍を期待されながらも、背中の痛みに悩まされ、現役を引退することが発表されました。引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬としての道を歩むことになります。初年度は97頭の種付けが行われ、2021年には初年度産駒がデビュー。産駒の中には重賞勝利を挙げる馬も登場しました。

ロゴタイプはその優れた血統と実績から、現在も多くの競馬ファンから注目されています。当馬は2023年から北海道新ひだか町のレックススタッドで繋養されています。今後の産駒の活躍にも期待が寄せられます。

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