ロシア語能力検定試験

ロシア語能力検定試験は、ロシア語能力検定委員会が主催する、日本語を母語とする人を対象としたロシア語の検定試験です。1957年に日ソ学院（現在の東京ロシア語学院）で最初の試験が実施され、当初は初級、中級、上級の3つのレベルで、受験者数は32名でした。

その後、長らく受験者数は100名に満たない状況が続いていましたが、1980年代後半のペレストロイカ（改革）の影響でロシア語学習者が増加し、受験者数も増加しました。1995年には現在の1級から4級までの制度に移行し、試験会場も全国に複数設置されるようになりました。2009年からは春季試験が開始され、2010年には受験者数が春と秋を合わせて1000人を超えるまでになりました。

現在は、春季（5月）に3級と4級、秋季（10月）に1級から4級までの試験が実施されています。

受験できる級
1級
2級
3級
4級

試験はすべて筆記形式で行われます。試験内容は、文法、ロシア語の和訳、日本語のロシア語訳などです。4級ではテキストの朗読、3級ではテキストの朗読とリスニング、1級と2級ではリスニングと会話（口頭作文）の試験も実施されます。

試験では、すべての級、すべての科目において辞書の使用は一切認められていません。

関連情報
ロシア語
ロシア語検定試験（ТРКИ） - ロシア教育・科学省認定の国家試験。

外部リンク
* 公式サイト

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