ロジャーラビットのカートゥーンスピン

ロジャーラビットのカートゥーンスピン：トゥーンタウンを駆け抜けろ！

ディズニーパークの人気アトラクション、『ロジャーラビットのカートゥーンスピン』は、映画『ロジャー・ラビット』の世界観を余すことなく再現したライド型アトラクションです。黄色いタクシーを模したライドに乗り込み、ハラハラドキドキの冒険へと出発しましょう。

物語：ジェシカ救出大作戦！

物語は、ロジャー・ラビットの妻、ジェシカ・ラビットが、悪党イタチたちに誘拐されたところから始まります。ロジャーの後を追って、ライドに乗り込み、トゥーンタウンの裏通りや路地を駆け巡ります。しかし、出発早々、悪党イタチたちに遭遇！イタチたちが撒いた猛毒の液体によって、ライドのタイヤが溶け、ハンドルが効かなくなってしまうのです。

そこから始まるのは、予測不能なワイルドなドライブ！レストランの壁を突き破ったり、ビルの屋上に突っ込んだりと、次々とハプニングが待ち受けます。悪党イタチたちの追跡をかわしながら、ロジャーがとった最後の手段は、なんと壁に「インスタント穴」を貼り付けること！この奇想天外な方法で見事脱出を果たすのです。

アトラクションの魅力

このアトラクション最大の魅力は、なんといってもライドのハンドル操作です。自分でライドを回転させることができるので、より没入感の高い体験ができます。予測不能な展開に、驚きと興奮が止まりません。また、映画のシーンを忠実に再現したセットや、個性豊かなトゥーンキャラクターたちが、アトラクションをさらに盛り上げます。

開発秘話と各パークでの展開

当初、ディズニーランドでは、メインストリートUSAの背後に新たなテーマランド「ハリウッドランド」を建設する計画があり、『ロジャーラビットのカートゥーンスピン』はそのメインアトラクションとして構想されました。しかし、ユーロディズニーランド（現ディズニーランド・パリ）の経営状況悪化などを受け、ディズニー社は大規模投資を見送り、計画は白紙撤回。このアトラクションのみ、トゥーンタウンに組み込まれる形で、ディズニーランドと東京ディズニーランドにオープンすることとなりました。

東京ディズニーランド版は、アナハイム版とほぼ同じ内容ですが、ライドの定員が1台2名と少なく、ファストパスにも対応していません。7歳未満の子供は保護者同伴が必要です。また、混雑時にはジョリートロリーの車庫が待機列として活用されることもあります。

見逃せないディテール：隠されたメッセージ

アトラクション内には、様々な細かな仕掛けが隠されています。例えば、入口のナンバープレートには、トゥーンタウンやディズニー映画のキャラクター、楽曲などに関連した数字や文字が記されています。「2N TOWN」「1D N PTR」「CAP 10 HK」「2PD 2DA」「FAN T C」といった表記から、それぞれの意味を探してみるのも楽しいでしょう。

また、スマートなイタチの指名手配ポスターには「トゥーン誘拐」「銃器による襲撃」「窃盗罪」「すごい窃盗罪」「ものすっごい窃盗罪」といった罪状が記され、映画の世界観がより深く感じられます。さらに、「TOBY」という名前の亀のポスターは、映画『ロジャー・ラビット』だけでなく、『ロビン・フッド』にも登場するカメを思わせ、ディズニー作品への深い知識が試される要素でもあります。

さらに、ボンゴ・ザ・ゴリラがゲストに話しかけてくる場面では、映画とは異なる合言葉が設定されています。これらのディテールに注目することで、アトラクションへの理解が深まり、より一層楽しむことができるでしょう。

『ロジャーラビットのカートゥーンスピン』は、スリル満点のライドと、細部までこだわった世界観が魅力のアトラクションです。ディズニーパークを訪れた際には、ぜひ体験してみてください！

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