ロジャー・グティエレス

ロジャー・アンドレス・グティエレス・クェバスは、1995年4月11日生まれ、ベネズエラのマラカイボ出身のプロボクサーです。彼は、WBA世界スーパーフェザー級の元王者として知られています。

プロデビューと初期のキャリア

グティエレスは2017年7月14日、ロサンゼルスのベラスコ・シアターでレネ・アルバラードと対戦し、7回1分33秒KO負けを喫しました。この試合は、彼のプロキャリアにおける最初の挫折となりました。しかし、彼はこの敗戦から学び、自身のボクシングスタイルを磨き続けました。

2019年7月13日、グティエレスはカリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク・テニスコートでWBC世界スーパーフェザー級ユース王者エドゥアルド・ヘルナンデスと対戦し、初回2分39秒KO勝ちを収め、その実力を証明しました。この勝利は、彼が世界タイトルに挑戦する足がかりとなりました。

WBA世界スーパーフェザー級王座獲得

2020年4月25日、グティエレスはWBA世界スーパーフェザー級王者レネ・アルバラードとの再戦が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で試合は延期となりました。しかし、彼はこの間もトレーニングを続け、チャンスを待ちました。

2021年1月2日、テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで、グティエレスはついにレネ・アルバラードとの再戦に臨みました。激戦の末、12回3-0（3者共113-112）の判定勝ちを収め、悲願のWBA世界スーパーフェザー級王座を獲得しました。この勝利は、彼のキャリアにおける最大のハイライトとなりました。

王座防衛と正規王者認定

2021年8月14日、グティエレスはテキサス州フリスコのフォード・センターでレネ・アルバラードとダイレクトリマッチで再戦し、再び12回3-0の判定勝ちを収め、初防衛に成功しました。この勝利で、彼の王座はより確固たるものとなりました。

2021年8月28日、スーパー王者のガーボンタ・デービスが王座を返上したため、グティエレスはレギュラー王者から正規王者に認定されました。これにより、彼は名実ともにWBA世界スーパーフェザー級のトップボクサーとなりました。

王座陥落と再起への挑戦

2022年2月10日、クリス・コルバートとの対戦が決定していましたが、グティエレスが新型コロナウイルスに感染したため、試合はキャンセルとなりました。このアクシデントは、彼のキャリアに一時的な遅れをもたらしました。

2022年8月20日、フロリダ州ハリウッドのハード・ロック・ライブで、グティエレスはWBA世界スーパーフェザー級1位のエクトール・ルイス・ガルシアと対戦しました。激しい戦いの末、12回判定負けを喫し、2度目の防衛に失敗し、王座を失いました。

2023年8月9日、フロリダ州で、グティエレスはオター・エラノシアンとWBA世界スーパーフェザー級王座挑戦者決定戦で対戦しましたが、8回TKO負けを喫しました。これにより、彼の王座返り咲きへの道は遠のくこととなりました。

獲得タイトル

WBA世界スーパーフェザー級レギュラー王座（防衛1=正規王座に認定）
WBA世界スーパーフェザー級王座（防衛0）

SNSアカウント

[Instagram]]: [@thekidvzla

戦績

BoxRec: ロジャー・グティエレスの戦績

もう一度検索