ロストディメンション

『ロストディメンション』とは

『ロストディメンション』は、2014年にフリューが発売したPlayStation 3およびPlayStation Vita向けの戦略ロールプレイングゲーム（SRPG）です。このゲームは、フリューにとって初の据え置き型ゲーム機向けタイトルであり、長らく期待されていた作品でもあります。

ゲームの概要

本作では、核ミサイルを背景にテロ行為を働く謎の男「ジ・エンド」と、特殊能力者たちが所属する組織「S.E.A.L.E.D.」との戦いが描かれます。プレイヤーは3Dキャラクターを操作し、バトルを行いながら物語を進めていきます。戦闘後はアドベンチャーモードに切り替わり、各階層に分かれたクエストをこなすことになります。クエストは主にメインとサブに分かれており、それぞれに経験値や装備強化の要素があります。

プレイヤーは、自らの拠点「ピラー」に突入した11人の仲間の中にいる裏切り者を見つけ出し、票決によって排除するというシステムを導入しています。このジャッジシステムが、本作の大きな特徴と言えるでしょう。クエストを通じてメンバーの経験値を溜め、能力や装備を強化しながら敵に挑むことが求められます。

ゲームのシステム

ジャッジ

「ジ・エンド」の言葉通り、仲間の中には裏切り者がいるという設定があります。次の階層へ進む前に、プレイヤーは仲間の中から一人を「イレイズ」する必要があり、イレイズされるキャラクターは全メンバーの投票によって決定されます。これにより、正確に裏切り者を見極め、適切な判断を行うことが重要になります。

ヴィジョン

裏切り者を見抜くための最初のステップとして「ヴィジョン」システムがあります。各クエストの終了時に発生し、そこでは戦闘に参加したメンバーの未来の声が再生され、不審な声が含まれています。この不審者リストから裏切り者を絞り込むことが求められます。

戦闘

戦闘はSRPG形式で展開され、基本的に6人のキャラクターで挑むことになります。プレイヤーは各キャラクターの移動範囲や攻撃範囲を考慮し、戦略を立てながら敵を撃破していきます。各キャラクターには固有の武器とスキルが用意されており、戦闘の中でアタッカーとして、またはサポート役として機能します。特に注意が必要なのは相手の攻撃範囲で、位置取りやタイミングが勝利への鍵となります。

登場キャラクター

ゲーム内には個性豊かなキャラクターが登場します。主人公のショウは「予知」の能力を持ち、チームを liderate します。彼に続くキャラクターたちもそれぞれ異なったギフトを持ち、戦闘やストーリーの進行において重要な役割を果たします。各キャラクターの背景や動機が物語に深みを与え、プレイヤーは彼らの成長を見守ることになります。

物語のテーマ

『ロストディメンション』の物語は、選択や裏切り、信頼がテーマに大きく関わっており、プレイヤーが行う決断が物語の展開に影響を及ぼします。ジ・エンドとの対峙を通じて、仲間との絆やそれぞれの選択の意味を考えさせられる作品となっています。

まとめ

このゲームは単なる戦略RPGではなく、物語性とキャラクターの成長を重視した作品であり、多くの趣向を凝らしたシステムが搭載されています。プレイヤーが選ぶ道によって、異なる結末を迎えるため、何度も楽しむことができるでしょう。

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