概要
『ロックマンエグゼ5』は、
カプコンが
2004年にリリースした
ゲームボーイアドバンス専用のアクションRPGです。本作は2つのバージョンが存在し、「チーム オブ ブルース」が
2004年12月9日に、そして「チーム オブ カーネル」が
2005年2月24日にリリースされました。さらに、
2005年7月21日には、2つのバージョンを統合した『ロックマンエグゼ5DS ツインリーダーズ』が
ニンテンドーDS向けに発売されました。
主要な特徴
本作では、前作同様に「ソウルユニゾン」が引き続き採用されるだけでなく、新たに「カオスユニゾン」が追加され、ダークチップを利用してのユニゾンが可能となっています。また、ストーリーでは前作の敵組織「ネビュラ」が再登場し、物語の進行は「チーム」制度に基づいて複数のネットナビを操作して行われます。この「リベレートミッション」が本作の大きな特色となっています。
ストーリー
熱斗と彼の仲間たちは、父・祐一朗から呼び出されて科学省を訪れます。しかし、かつて壊滅したはずのネビュラが突然襲撃を仕掛け、祐一朗を誘拐してしまいます。これにより、インターネットも彼らの手に落ちることになります。ロックマンは科学省が結成したチームに参加し、他のナビたちと協力してインターネットエリアを取り戻す任務に挑みます。
キャラクター
チーム オブ ブルース
- - 伊集院 炎山: 冷静沈着な性格で、熱斗とロックマンの友情を理解する。「チーム オブ ブルース」のリーダー
- - ブルース: 若干人間味が増し、炎山に理解を示す存在に変化
- - テスラ・マグネッツ: 父の後を継ぐ女性企業経営者で、熱斗と和解を果たす
- - マグネットマン: かつて敵だったが、テスラに仕えながら味方となる
- - チャーリー・エアスター: トップパイロットの熱斗に力を認めた人物
チーム オブ カーネル
- - バレル: 元軍人で「チーム オブ カーネル」のリーダー
- - カーネル: 高い戦闘性能を持つナビで、戦闘力が際立つ
- - プライド: マグネメタル採掘のためにオラン島に訪れた王女
- - ナイトマン: 防御を担当し、熱斗の誘いでチームに参加
リベレートミッション
本作の中核を成すシステムです。プレイヤーは2〜5体のネットナビを操作し、ダークロイドに占領されたエリアを解放することを目的とします。パネルをリベレートしながらボスを倒すことが目標で、プレイヤーと敵のターンが交互に行われます。ミッション中はサブ画面が使えず、コマンドウィンドウを使用するため、戦略を練る必要があります。
結末条件
リベレートミッションの成功、失敗条件は明確で、敵を倒せば成功となりますが、ナビが全員行動不能になると失敗となります。エリア内のダークパネルを全て解放してミッションをクリアすることが求められます。ミッションの難易度は異なり、目標フェイズ数内に成功すると特典を得られます。
ダークチップとユニゾン
『ロックマンエグゼ5』では、善と悪の状態やダークチップによる影響が物語に重要な役割を果たします。善状態のロックマンと悪状態のロックマンの違いは多岐にわたり、ゲームに戦略的な要素を加えています。各状態に応じたユニゾンの技術や発動することで変わる能力も大きな魅力です。
まとめ
『ロックマンエグゼ5』は、ストーリーやキャラクターの深み、ユニゾンやリベレートミッションの革新性などが見どころの作品です。前作からの成長や新たな対立を描き、プレイヤーに新鮮な体験を提供します。