ロックンロール県庁所在地〜おぼえちゃいなシリーズ〜

ミニモニ。の4枚目のシングル「ロックンロール県庁所在地〜おぼえちゃいなシリーズ〜」は、前作から約1年3ヶ月ぶりのリリースとなりました。このシングルは、メンバーの矢口真里卒業後、新たに高橋愛が加入してから初めての作品という点で、グループにとって新たなスタートを飾る重要な一作です。

この楽曲は、森高千里が歌った「ロックンロール県庁所在地」のカバーであり、原曲に忠実でありながらも、いくつかの重要な変更が加えられています。特に注目すべきは、埼玉県の県庁所在地に関する歌詞の変更です。原曲が発表された当時は浦和市が県庁所在地でしたが、2001年に浦和市、大宮市、与野市が合併し、さいたま市となったため、歌詞もそれに合わせてアップデートされました。この変更により、楽曲は常に最新の情報を提供し続ける役割を担うことになりました。

このミニモニ。によるカバーバージョンは、2012年に森高千里自身がセルフカバーを発表するまで、県庁所在地情報をアップデートした最新バージョンとして広く認識されていました。これは、ミニモニ。のバージョンが単なるカバーに留まらず、社会的な情報更新の役割も果たしていたことを示しています。

収録曲は以下の通りです。

1. ロックンロール県庁所在地〜おぼえちゃいなシリーズ〜
作詞・作曲：森高千里
2. おしゃべりすきやねん
作詞・作曲：つんく
3. ロックンロール県庁所在地〜おぼえちゃいなシリーズ〜 (オリジナル・カラオケ)

編曲は全曲、高橋諭一が担当しています。

「ロックンロール県庁所在地〜おぼえちゃいなシリーズ〜」の演奏には、高橋諭一が全ての楽器を担当し、コーラスにはミニモニ。とつんく♂が参加しています。「おしゃべりすきやねん」も同様に、高橋諭一が全ての楽器を演奏し、コーラスはミニモニ。が担当しています。

このシングルに関連する情報として、2003年の音楽シーンにおける出来事や、UP-FRONT WORKSの公式サイト、そしてミュージックビデオがYouTubeで公開されていることが挙げられます。特にミュージックビデオは、当時のミニモニ。のパフォーマンスを視覚的に楽しむことができる貴重な資料となっています。

ミニモニ。の「ロックンロール県庁所在地〜おぼえちゃいなシリーズ〜」は、単なるアイドルソングのカバーに留まらず、時代の変化に対応した情報更新と、グループの新たなスタートを象徴する作品として、音楽史にその名を刻んでいます。

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