ロックン・ロルフ

ロックン・ロルフことロルフ・カスパレクは、1961年7月1日にドイツのハンブルクで生まれました。彼は「ランニング・ワイルド」の創設者であり、その中心人物として、ギタリスト、ボーカリスト、そしてソングライターとしてバンドを牽引してきました。

彼のステージネーム「ロックン・ロルフ」は、あるエピソードから生まれました。ロルフの知人が彼の弟にロルフを紹介する際、「ロックン・ロールバンドをやっているロルフ」と伝えたところ、弟が「ロックン・ロルフ？」と聞き間違えたことがきっかけとなり、この名前が定着しました。

音楽への情熱は幼少期から芽生え、1972年に初めてギターを手に入れます。そして1976年、ロルフは「グレニット・ハート」というバンドを結成しました。これが後の「ランニング・ワイルド」の前身となります。当時のメンバーは、ロルフの他にウヴェ・ベンディヒ（ギター）、ヨルグ・シュワルツ（ベース）、ミハエル・ホフマン（ドラムス）がいました。

1979年、「グレニット・ハート」は「ランニング・ワイルド」と改名します。バンド名の由来は、ヘヴィメタルバンド「ジューダス・プリースト」の楽曲タイトルから取られました。この改名後、「ランニング・ワイルド」は独自の音楽性を追求し、ジャーマンメタルのシーンで頭角を現していきます。

1984年、「ランニング・ワイルド」はアルバム『Gates to Purgatory』でデビューを果たします。ロルフはボーカルとギターを担当し、その独特な歌声とギタープレイで多くのファンを魅了しました。バンドはその後も精力的にアルバムをリリースし、ヨーロッパを中心に人気を博しました。

「ランニング・ワイルド」の音楽は、ヘヴィメタルを基盤としながらも、スピード感あふれる楽曲や、海賊をテーマにした歌詞など、独自の要素を取り入れているのが特徴です。ロルフ自身も海賊をイメージした衣装でステージに立つことが多く、そのパフォーマンスは観客を熱狂させます。

ロルフ・カスパレクは、「ランニング・ワイルド」の活動を通じて、ジャーマンメタルの発展に大きく貢献しました。彼の音楽は、多くのメタルファンに愛され続けており、その影響力は計り知れません。

ランニング・ワイルド公式サイト

もう一度検索