ロドニー・スタッキー

ロドニー・スタッキーは、1986年4月21日生まれ、ワシントン州シアトル出身の元プロバスケットボール選手です。ポジションはポイントガードとシューティングガードで、NBAのデトロイト・ピストンズなどで活躍しました。身長196cm、体重93kg。

学生時代

ケンウッド高校ではチームを州タイトルに導き、イースタン・ワシントン大学に進学しました。1年目は学業の問題でプレイできませんでしたが、2年目からはエースとして活躍。全米得点ランキング8位となる平均24.2得点を記録し、シーズン通算726得点は同校の新記録となりました。ビッグ・スカイ・カンファレンスの新人王と年間最優秀選手にも選出されています。3年目も24.6得点5.5アシストで、得点ランキングは全米7位。カンファレンスのファーストチームとAP通信選出のオールアメリカンに2年連続で選ばれ、大学通算24.3得点は同校新記録、通算1437得点は同校4位の記録となりました。

NBAキャリア

2007年のNBAドラフトにアーリーエントリーし、デトロイト・ピストンズから1巡目15位で指名されNBA入り。憧れの選手であるドウェイン・ウェイドの背番号3を受け継ぎました。プレシーズンでは好調でしたが、開幕前に左手を骨折し、出遅れます。12月21日のグリズリーズ戦で復帰し、デビュー戦で2得点を記録。1年目はチャンシー・ビラップスの控えとして7.6得点2.8アシストの成績を残し、オールルーキー2ndチームに選ばれました。

プレーオフでは、カンファレンス準決勝のマジック戦でビラップスが負傷。スタッキーがその穴を埋める活躍を見せ、チームを勝利に導きました。カンファレンス決勝ではセルティックスに敗れましたが、スタッキーは3試合で二桁得点を記録するなど、存在感を示しました。

2008-2009シーズン、ピストンズはチャンシー・ビラップスをアレン・アイバーソンとのトレードで放出。これは、前シーズンのプレーオフでのスタッキーの活躍があったからこその決断と言えるでしょう。アイバーソン加入後、しばらくはベンチスタートでしたが、シーズン中盤から先発に定着しました。

2009-10シーズンも開幕から先発出場。しかし、2010年3月5日のキャブス戦で、タイムアウト中に意識を失い病院に搬送されるというアクシデントに見舞われました。

2014年7月21日、インディアナ・ペイサーズと1年契約。2015年7月5日には3年2100万ドルで再契約しましたが、ペイサーズ加入後は怪我が相次ぎ、2017年3月29日に解雇されました。

プレースタイル

落ち着いた状況判断とスピードを生かしたドライブが持ち味。ピストンズ時代の先輩であるチャンシー・ビラップスのプレースタイルを継承し、上背のあるポイントガードとして期待されていました。大学時代はシューティングガードを本職としていました。

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