ロドニー・ペドラザ

ロドニー・バーナード・ペドラザ

ロドニー・バーナード・ペドラザ（Rodney Bernard Pedraza）は、1969年12月28日生まれのアメリカ合衆国テキサス州出身の元プロ野球選手です。主に投手として活躍し、日本プロ野球（NPB）でのキャリアが知られています。

経歴

ペドラザは、1991年のMLBドラフトで2巡目に選ばれ、テキサス大学からモントリオール・エクスポズに契約しました。その後、1994年にはコロラド・ロッキーズに移籍し、マイナーリーグでプレーしました。1997年には、ノーザンリーグのウィニペグ・ゴールドアイズに所属。そして1998年にテキサス・レンジャーズと契約を結びます。1999年には福岡ダイエーホークスに入団しましたが、メジャーリーグでの出場はありませんでした。

日本到着後、ペドラザは本来の先発投手としての期待を背負っていましたが、尾花高夫投手コーチの指導の下、リリーバーとしての才能が見いだされ、クローザーとして成功を収めることとなります。特に、1999年にはチームのリーグ優勝と日本一に大きく貢献し、その際に胴上げ投手としての名を刻みました。

日本での成績

ペドラザは2000年に3勝35セーブを挙げ、この年の最優秀救援投手のタイトルを手にしました。また、2001年も4勝34セーブを記録し、再び最優秀救援投手に選ばれました。しかし、翌2002年には勤続疲労や球威の低下から成績が大きく落ち込み、夏以降には抑えから外される事態となりました。結局、彼はチームから契約更新をされずに退団しました。

2003年に読売ジャイアンツに移籍しましたが、厳しい評価が続き、わずか7試合の登板でシーズン中に解雇されてしまいました。その後、彼は帰国し、現役を引退しました。

引退後の活動

引退後はテキサス州で広大な牧場を経営しており、ヤフオク!ドームで行われた始球式に出演するなど、野球界との関わりを持ち続けています。特に2018年には、2002年以来となる同球場での投球を披露しました。

投手成績

ペドラザのNPBでの成績は、サイパンの当初の期待に応えたものとなっています。彼は通算で100セーブを達成し、NPBの史上11人目の快挙を成し遂げました。オールスターゲームには1999年から2002年までの4年間にわたって選出されています。

所属チーム

• - モントリオール・エクスポズ
• - コロラド・ロッキーズ
• - ウィニペグ・ゴールドアイズ
• - テキサス・レンジャーズ
• - 福岡ダイエーホークス
• - 読売ジャイアンツ

タイトルと記録

• - 最優秀救援投手：2回（2000年、2001年）
• - 月間MVP：1回（1999年6月）
• - IBMプレイヤー・オブ・ザ・イヤー賞：1回（2000年）

ペドラザの名は、日本の野球界の中でも強く記憶に残っています。彼の功績は、特にチームにとってのクローザーとしての役割において非常に大きな意味を持っており、今後も多くのファンに語り継がれるでしょう。

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