ロドリゴ・チャベス・ロブレス

ロドリゴ・チャベス・ロブレス

ロドリゴ・アルベルト・デ・ヘスス・チャベス・ロブレス（Rodrigo Alberto de Jesús Chaves Robles）は、1961年6月10日生まれのコスタリカの経済学者、政治家です。2022年5月8日より、コスタリカ共和国の第48代大統領を務めています。

経歴

チャベス・ロブレスは、コスタリカのサンホセで生まれました。オハイオ州立大学で経済学の博士号を取得後、27年間世界銀行に勤務し、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各地で職務を遂行しました。最終的には、世界銀行のインドネシア担当局長を務めました。

2019年、カルロス・アルバラード・ケサダ大統領の任命により、財務大臣に就任しました。2020年2月には、公共機関の余剰金を債務返済に充てる法案を議会に提出しましたが、同年4月にはコスタリカ社会保障基金の局長から、中央銀行の理事会で「財務問題を解決するために何もできていない」と批判されました。これに対しチャベス・ロブレスは、「国は単一の機関に不均衡な金額を捧げるべきではなく、すべての家族、企業、機関と公平でバランスが取れなければならない」と反論しました。同年5月には、虫垂炎の手術のため一時的に職務不能となり、5月28日には、大統領との「和解しきれない不和」を理由に、大統領の要請を受けて辞任しました。

2021年7月、社会民主進歩党（PSD）の支援を受けて大統領選挙に立候補し、2022年4月3日の決選投票で、ホセ・マリア・フィゲレス・オルセン元大統領を破り、当選を果たしました。同年5月8日に大統領に就任しましたが、就任直後には国内が親ロシア派グループContiからのサイバー攻撃を受け、非常事態宣言を発令する事態となりました。

人物

既婚者であり、2人の娘がいます。現在の妻であるシグネ・ゼイケートはラトビア出身で、2015年に結婚しました。ゼイケートとの間には、イザベラという娘がいます。

チャベス・ロブレスは、経済学者としての専門知識と、世界銀行での豊富な経験を活かし、コスタリカの経済発展と社会問題の解決に取り組むことが期待されています。しかし、就任直後のサイバー攻撃への対応や、過去の財務大臣としての政策に対する批判など、課題も多く抱えています。今後の彼のリーダーシップに注目が集まっています。

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