ロマーノ・シュミット

ロマーノ・シュミット：新世代を担うオーストリアのMF

ロマーノ・クリスティアン・シュミット（Romano Christian Schmid、2000年1月27日生まれ）は、オーストリア・グラーツ出身のサッカー選手で、現在はヴェルダー・ブレーメンに所属し、主にミッドフィールダーとして活躍しています。

クラブキャリア

2009年、シュミットはSKシュトルム・グラーツの下部組織に入団し、着実に才能を伸ばしていきました。そして2017年5月28日、リーグ最終節のヴォルフスベルガーAC戦で、わずか15分間という短い時間ながらトップチームデビューを飾ります。このデビューは、オーストリア・ブンデスリーガ史上初の2000年以降生まれの選手によるデビューとして、大きな注目を集めました。

2017年8月19日、レッドブル・ザルツブルクへ移籍し、3年契約を締結。しかし、トップチームではなく、リザーブチームであるFCリーフェリングに登録されることとなります。FCリーフェリングでは、出場機会を得ながら、更なる成長を目指しました。

2019年1月3日、シュミットはヴェルダー・ブレーメンと5年半の長期契約を結びました。しかし、移籍後すぐにオーストリアのヴォルフスベルガーACへレンタル移籍することになります。レンタル期間終了後も、2019-20シーズンも引き続き同クラブでプレーすることが決定し、オーストリアで経験を積みました。レンタルバック後の2020年12月6日、ブンデスリーガのVfBシュトゥットガルト戦で、80分に大迫勇也との交代で途中出場し、ブレーメン移籍後初出場を果たしました。

代表経歴

シュミットは、2014年からオーストリアの各世代別代表に継続して招集されており、すべてのカテゴリーを経験しています。U-17オーストリア代表としては、UEFA U-17欧州選手権2016に出場し、チームのベスト16進出に大きく貢献しました。

2022年9月には、初めてオーストリア代表に招集され、9月22日のUEFAネーションズリーグ、フランス代表戦で念願のA代表デビューを飾りました。これは、彼にとって大きな一歩であり、今後の代表での活躍が期待されています。

ロマーノ・シュミットは、その若さにも関わらず、すでに豊富な経験を持ち、様々なポジションをこなせるユーティリティ性も兼ね備えています。ヴェルダー・ブレーメンでの活躍、そしてオーストリア代表としての今後の飛躍が期待される、注目の若手選手です。

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