ロングバケーション (サウンド・トラック)

『ロングバケーション オリジナル・サウンドトラック』は、1996年5月28日に音楽ユニット・CAGNETによってリリースされた、同名テレビドラマのサウンドトラックです。

概要

このサウンドトラックは、1996年4月から6月にかけて放送され、最高視聴率36.7%を記録したフジテレビ系月9ドラマ「ロングバケーション」のために制作されました。ドラマの人気に牽引される形で、このサウンドトラックも大ヒットを記録。その後、3ヶ月連続で第2弾、第3弾のサウンドトラックがリリースされるなど、社会現象を巻き起こしました。

音楽性

音楽ユニット・CAGNETが中心となり、CALIN、SECTION-S、Anna McMurphy、AMI、Davidといった多彩なアーティストをゲストに迎えて制作されました。それぞれのアーティストの個性が光る楽曲が、ドラマの映像と合わさり、作品の世界観をより深く彩りました。

チャート成績

サウンドトラックとしては異例のヒットとなり、オリコンチャートで最高2位を記録。1996年11月末時点での売上は103万枚を突破しました。これは、当時の音楽業界においても非常に大きな記録と言えます。ドラマの人気だけでなく、音楽そのもののクオリティの高さが、この大ヒットを支えたと言えるでしょう。

再発盤

2014年6月11日と2017年3月29日の2回、廉価盤として再リリースされました。これは、長年に渡り多くのファンに愛され続けている証と言えるでしょう。

収録曲

以下は、本作に収録されている楽曲の一覧です。

1. Close to You ~ Sena's Piano II／CAGNET
2. Silent Emotion／CALIN
3. Little by Little／SECTION-S
4. Long Vacation／Anna McMurphy
5. Tiny Tale／CAGNET
6. そばにいてよ／AMI
7. Short Wave Radio／CAGNET
8. Noisy Life／SECTION-S
9. Back-Ground／CAGNET
10. To Live and Die／David
11. Deeper and Deeper／Anna McMurphy
12. What will I do／Natalie Burks

作曲・編曲は、日向大介とBud Rizzoが担当（12曲目を除く）。12曲目は日向大介、Bud Rizzoに加え、Natalie Burks、Mitch Marcoulierが担当しています。作詞は、前田たかひろ（2,3,6,9曲目）、David（4,10,11曲目）、Natalie Burks, Mitch Marcoulier（12曲目）が手掛けています。

関連作品

Section-S／『ロングバケーション』オリジナル・サウンドトラック2〜「ON AND ON〜」（1996年6月26日発売、東芝EMI）
CAGNET／『ロングバケーション』オリジナル・サウンドトラック3〜「Here We Are Again〜」（1996年7月17日発売、東芝EMI）

このサウンドトラックは、ドラマ「ロングバケーション」の世界を彩る上で欠かせない存在であり、ドラマファンだけでなく、音楽ファンにも広く愛されています。その美しいメロディーと、ドラマのシーンが蘇るような楽曲構成は、今聴いても色褪せることはありません。

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