ロンボク島地震 (2018年7月)

ロンボク島[[地震]]（2018年7月29日）

2018年7月29日、インドネシアのロンボク島で発生したマグニチュード（Mw）6.4の地震は、同島に甚大な被害をもたらしました。

地震の概要

この地震は、ロンボク島を震源とする浅い地震であり、その揺れは遠く離れたバリ島でも観測されました。地震発生直後から、ロンボク島全域で停電が発生し、電話回線などの通信インフラも一時的に使用不能となりました。この地震による直接的な被害として、死者20人、数百人もの負傷者が報告されています。

被害状況

ロンボク島では、家屋の倒壊や道路の損壊などの被害が多数発生しました。また、バリ島においても、寺院や地方裁判所などの建物に被害が見られました。さらに、リンジャニ山では大規模な地滑りが発生し、登山中のハイカー826人が一時的に下山できなくなり、救助を待つ事態となりました。

余震と関連地震

インドネシア国家防災庁（BNPB）によると、この地震後、8月4日までに500回以上の余震（マグニチュード5以上も複数回）が観測されました。さらに、7日後の8月5日には、ロンボク島近海でマグニチュード6.9の地震が発生し、7月29日の地震を上回る被害をもたらしました。この地震の14日後にも、同じくマグニチュード6.9の地震が発生しており、この地域は短期間に複数回の大きな地震に見舞われたことになります。

地震の背景

この地域は、オーストラリアプレートとスンダプレートの境界に位置しており、プレート同士がぶつかり合う収束型境界であるため、地震活動が活発です。この地震も、プレートの動きによって発生したと考えられています。

関連情報

• - インドネシア気象気候地球物理庁
• - プレートテクトニクス
• - オーストラリアプレート
• - スンダプレート
• - 収束型境界、断層

この地震に関するメディアは、ウィキメディア・コモンズで確認できます。

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