ロンリー

阿部真央の4枚目のシングルとして2010年6月9日にポニーキャニオンからリリースされた「ロンリー」について解説します。

概要

表題曲である「ロンリー」は、カルピスウォーターの2010年度CMソングとして起用され、幅広い層に認知されるきっかけとなりました。この楽曲は、阿部真央がデビューの頃に書き上げたもので、遠距離恋愛中の恋人に会えない切ない心情が込められています。

カップリング曲として収録されている「GET MY WAY」は、全編英語詞で構成されています。阿部真央は制作当時、「デタラメ英語で書いていたら、日本語が乗らなくなった」と語っており、その自由な発想が楽曲に反映されています。

これまでリリースされたシングルは、DVD付きの初回限定盤とCDのみの通常盤の2形態で発売されていましたが、「ロンリー」はCDのみのリリースとなりました。

翌年6月に発売されたアルバム『素。』には、「ロンリー」に対する男性目線でのアンサーソング「for ロンリー」が収録されています。実は、「for ロンリー」の方が「ロンリー」よりも先に完成していたというエピソードも存在します。

オリコンチャートの順位は、前作の「いつの日も」からは順位を下げましたが、1枚目のシングル「伝えたいこと/I wanna see you|伝えたいこと_I wanna see you」に次ぐ売り上げを記録し、根強い人気を示しました。

収録曲

1. ロンリー
2. GET MY WAY
3. ロンリー (Instrumental)
4. GET MY WAY (Instrumental)

「ロンリー」は、遠距離恋愛の切なさをリアルに表現した歌詞と、阿部真央の力強い歌声が魅力的な楽曲です。カルピスウォーターのCMソングとして親しまれたこともあり、多くの人々の心に深く刻まれています。また、「GET MY WAY」で見せた新たな一面も、彼女の音楽性の幅広さを感じさせます。

このシングルは、阿部真央の初期の代表作として、彼女の音楽のルーツを知る上で欠かせない作品と言えるでしょう。

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