ローズ・ボランテ

ロセ・ボランテ・シウバ：ブラジルの鉄拳

ロセ・ボランテ・シウバは、1982年8月12日生まれのブラジル人プロボクサーです。女子ボクシング界において、その名を刻んだ強豪の一人と言えるでしょう。持ち前の強さと激しい闘志で、数々のタイトルを獲得し、世界を舞台に活躍しました。

華麗なるキャリアの幕開け

2014年5月、プロデビュー。いきなりErika Karolina Araujo選手を2回KOで下す圧巻のデビューを飾ります。その後も連勝を重ね、2015年には2つのタイトルを獲得。4月にはMaria Carina Brito選手との対戦でWIBAインターナショナルライト級王座を獲得、9月にはMaria Elena Maderna選手を相手にWBCラテン女子ライト級王座を獲得しました。デビューからわずか1年で、2つのタイトルを手にした彼女の勢いは留まることを知りませんでした。

世界への挑戦と栄光

2017年12月、キャリア最大の挑戦が訪れます。アルゼンチンで行われたWBO女子世界ライト級王座決定戦で、ブレンダ・カラバハル選手と対戦。アウェイでの試合でしたが、2-0の判定勝ちを収め、念願の世界チャンピオンに輝きました。プロ10戦目での戴冠という快挙は、彼女の並々ならぬ努力と才能を証明するものでした。

その後も、彼女は世界王座の防衛に成功します。2018年4月にはLourdes Borbua選手を5回TKOで破り初防衛、同年9月にはYolis Marrugo Franco選手を3回TKOで下し2度目の防衛に成功しました。世界王者としての実力を見せつけました。

挑戦と挫折、そして再起

2019年3月、アメリカ・フィラデルフィアで、WBA・IBF王者のケイティー・テイラー選手との3団体王座統一戦に挑みました。惜しくも9回TKOで敗れ、王座陥落という苦い経験を味わいますが、彼女のボクサーとしてのキャリアはここで終わらなかったのです。

2020年12月、再起戦でHalanna Dos Santos選手に3-0判定勝ちを収め、リングに帰ってきました。

獲得タイトル

WIBAインターナショナルライト級王座
WBCラテン女子ライト級王座
* WBO女子世界ライト級王座（2度防衛後、陥落）

まとめ

ロセ・ボランテ・シウバは、類まれな才能と不屈の精神を持つボクサーです。数々のKO勝利、そして世界王座獲得という輝かしい実績を残しました。王座陥落という挫折を経験しましたが、再起を果たし、現在もリングで戦い続けています。彼女の今後の活躍にも期待がかかります。彼女の物語は、女子ボクシング界における、努力と情熱の物語として語り継がれることでしょう。

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