ロードファイターズ

ロードファイターズ

『ロードファイターズ』（ROAD FIGHTERS）は、2010年にコナミデジタルエンタテインメントが開発したアーケードレースゲームであり、『ロードファイター』の続編に当たります。このゲームは、e-AMUSEMENTに対応し、プレイヤーに新たなレーシング体験を提供しています。

ゲームの概略

本作は、コナミが2010年にリリースした『GTI Club supermini Festa!』以来のアーケードレースゲームで、バラエティ要素に富んだ『GTIシリーズ』に対し、より純粋なレーシングゲームとして構成されています。特に注目すべきは、このゲームが初めて3D立体映像に対応したアーケードゲームである点です。プレイヤーは、特別に設計された非接触型の3Dメガネを使用し、ゲームの迫力ある映像を体験できます。さらに、シートの背面には「のぞき穴」が備え付けられており、観客も楽しむことができます。

操縦のためのコックピットは非常にリアルな設計がされており、ステアリング、視点切り替えボタン、H型6速シフトレバーが装備されています。プレイヤーが3D映像に不安を持たないように、3Dと2Dの切り替えボタンも設けられています。また、レース中の音楽は全て『BEMANIシリーズ』からの楽曲が使用されており、『beatmania IIDX』や『Dance Dance Revolution』の楽曲が豊富に収録されています。ゲームシステムに関しても、Sota Fujimoriが音楽を手掛けており、そのクオリティは高い評価を受けています。

2010年11月8日に行われたアップデートによって、コナミの電子マネー『PASELI』にも対応し、プレイヤーにさらなる利便性を提供しました。しかし、2015年5月20日には本作のe-AMUSEMENTサービスが 종료されました。

ゲームモード

本作には様々なゲームモードが用意されています。

ロードファイターチャレンジ

主要な1人向けモードであり、14種類のチャレンジによって101種のミッションに挑戦できます。各ミッションは異なる状況設定が施されており、クリアすることで楽曲を獲得できます。特に最終ミッションをクリアすることで、使用車両のドレスアップパーツを得ることができるのも魅力です。ただし、特定の条件や電子マネーを使用しないと挑戦できないチャレンジも存在します。

全国オンライン対戦

ネットワークを介して全国のプレイヤーと戦う1対1の対戦モードで、トーナメント方式が採用されています。ここでも勝利数によって経験が得られ、一度敗北すると1回戦からのやり直しとなります。また、プレイヤー同士でリベンジ戦を行うことも可能で、勝利することでポイントを得ることができます。

店内対戦

店舗内で他のプレイヤーと直接対戦するモードで、最大4人までのバトルが可能です。

タイムアタック

このモードでは、自己ベストタイムを競います。プレイヤーの腕が試される一環として、楽しむことができます。

イベント

参加にはe-AMUSEMENT PASSが必要です。タイムアタック方式や対戦方式のイベントが定期的に開催されており、上位ランクインで特典を得られますが、現在はサービスが終了しています。

ゲームシステム

『ロードファイターズ』には、様々なゲームシステムが搭載されています。ダメージゲージ、クラッシュ、ドライバーランク、カーレベル、店舗ランク、称号システムなど、プレイヤーに多彩な挑戦を提供します。また、登場する車種は実名であるため、興味深い車両が多数揃っています。特に各車両の性能や特性を駆使して、それぞれのレースを戦う楽しさがあります。

まとめ

『ロードファイターズ』はその多様なゲームモードとリアルな3D映像、音楽によって、プレイヤーに一層の没入感を提供するアーケードレースゲームです。タイムアタックや全国対戦など、スリリングな競争が楽しめる一方で、「ロードファイターチャレンジ」での長期的な計画性も要求される、バランスの取れたゲームデザインが魅力となっています。

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