ローレル指数

ローレル指数（Rohrer Index）

ローレル指数は、人の肥満度を評価するための体格指数で、フリッツ・ローラーによって提案されました。この指数は、体重と身長を基にして算出され、特に体格の標準を示す指標として広く利用されています。ローレル指数は、肥満や痩せすぎといった状態を数値で表すため、医療や健康管理の場で重要な指標とされています。

計算方法

ローレル指数は次の計算式を使用して求められます。体重（w kg）と身長（h m）を用いた式は以下の通りです。

$$
R = \frac{w}{h^3} \times 10
$$

ここで、Rがローレル指数となります。具体的な例を挙げると、もし身長が140 cm（1.4 m）、体重が35 kgの場合、ローレル指数は以下のように計算されます。

$$
R = \frac{35}{(1.4)^3} \times 10 = \frac{350}{2.744} \approx 127.6 \text{ kg/m}^3
$$

この結果、ローレル指数は約127.6 kg/m³となります。

標準と肥満度の判定

一般的に、ローレル指数が130 kg/m³程度であれば標準的とされ、この範囲から±15 kg/m³の範囲内に収まることが望ましいとされています。それ以上の30 kg/m³を超えると太りすぎとされ、逆に-30 kg/m³以下になると痩せすぎと判断されます。また、肥満の判定基準としては160 kg/m³以上が定義されています。日本では、120 kg/m³から130 kg/m³までを正常体重の範囲としています。

年齢別の基準値

ローレル指数は小児の体格判定にも用いられていますが、身長や年齢、性別によって標準値が変わるため注意が必要です。例えば、6歳から10歳までの期間では120 kg/m³から140 kg/m³が基準となり、10歳から12歳では110 kg/m³から135 kg/m³に変わります。

比較指標：ボディマス指数（BMI）

ローレル指数と同様に、肥満度を評価するための他の指標としてボディマス指数（BMI）があります。BMIは体重と身長の関係から算出され、広く利用されていますが、ローレル指数は特に整数を使った計算が可能なため、身体測定の結果を比較する際にvery goodな指標とされます。

ローレル指数を使うことで、肥満度を客観的に評価し、健康状態の改善や監視に役立てることができます。

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