ワルシャワ国立美術館

ワルシャワ国立美術館（ポーランド語: Muzeum Narodowe w Warszawie）は、ポーランドの首都ワルシャワに位置する、国内有数の美術館です。その歴史は1862年5月20日に「ワルシャワ美術館（Muzeum Sztuk Pięknych w Warszawie）」として開館したことに始まります。その後、1916年に「国立博物館（Muzeum Narodowe）」と改称されました。

美術館の建物は、1926年から建設が開始され、1932年に一部が完成し展示会が開催されました。そして、1938年に建物全体が完成し、現在の姿に至っています。この建物自体も、美術館の歴史と深く結びついた重要な要素となっています。

コレクションは多岐にわたり、古代ギリシアや古代ローマの芸術品から、16世紀以降のポーランド絵画、イタリア、フランス、オランダ絵画などが含まれます。特にポーランド美術のコレクションは質量ともに充実しており、以下のような著名な芸術家の作品を収蔵しています。

ヘンリク・ロダコフスキ(1823-1894):
[ヤン・マテイコ]:
ユゼフ・ブラント(1841-1915):
ユゼフ・ヘウモニスキ(Józef Chełmoński: 1849–1914):
アレクサンデル・ギェルィムスキ(1850-1901):
ヤツェク・マルチェフスキ(1854-1929):
アンナ・ビリンスカ(Anna Bilińska-Bohdanowicz:1857-1893):
オルガ・ボズナンスカ(1865-1940):
ヴワディスワフ・ポドコヴィンスキー(1866–1895):
ユゼフ・メホフェル(1869-1946):
コンラッド・クシュジャノフ(Konrad Krzyżanowski:1872-1922):

これらの芸術家たちは、ポーランド美術史において重要な役割を果たしており、その作品群は、ポーランドの文化と歴史を深く理解する上で欠かせないものです。

また、ワルシャワ国立美術館は国際的な交流も積極的に行っており、1992年から1993年にかけては、日本で「華麗なるバロック絵画 ワルシャワ国立美術館展」が開催されました。この展覧会は、ポーランドのバロック美術の素晴らしさを日本に紹介する良い機会となりました。

美術館は、美術作品の展示だけでなく、教育普及活動にも力を入れています。ワークショップや講演会、ガイドツアーなどを通して、幅広い層に美術への関心を深めてもらうための活動を行っています。

ワルシャワ国立美術館は、ポーランド美術の中心地としてだけでなく、国際的な美術交流の拠点としても重要な役割を果たしています。その多様なコレクションと活発な活動は、訪れるすべての人々に豊かな芸術体験を提供してくれるでしょう。訪れる際には、時間に余裕を持って、ゆっくりと館内を巡り、ポーランドの美術と文化を堪能していただきたいです。

外部リンク
公式ウェブサイト
ワルシャワ国立美術館 (MuzeumNarodowe) - Facebook
ワルシャワ国立美術館 (@nationalmuseuminwarsaw) - Instagram
ワルシャワ国立美術館 (@Muzeum_Narodowe) - X（旧Twitter）
ワルシャワ国立美術館 - 世界の美術館データベース
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