ワールドエンドクルセイダーズ

ワールドエンドクルセイダーズ

『ワールドエンドクルセイダーズ』は、日本の漫画で、原作をbiki、作画を不二涼介が手掛けました。この作品は、2017年から2018年まで『週刊少年マガジン』に連載され、全3巻が刊行されています。

ストーリー概要

物語の中心は、内閣総理大臣の息子であり、衆議院議員という立場の桂しるしです。彼は、圧倒的なIQ230を誇る天才で、父が蠑螈の陰謀で命を落としたことをきっかけに、神が主催するデスゲームに参加することを決意します。しるしは、ターコイルという強敵を討つため、仲間たちと共にアメリカへ向かうのですが、この旅の中で、さまざまな試練も待ち受けています。

主なキャラクター

桂 しるし

主人公であり、防衛大臣としてデスゲームに挑む。彼はアメリカ大統領の首席補佐官である母と共に動き、仲間たちと共に神に立ち向かいます。ターコイルを討つことで仲間を救い出し、最終的には仮死状態となり、神を欺くことでデスゲームを終わらせます。物語の最後にはリラとの子供も授かり、世界政府の高官として新たな一歩を踏み出します。

ラララ・リラ

物語のヒロイン。元々は神の手下として人類を滅ぼす側にいて、しるしと出会ったことで立場を変えます。しるしを守ることに決め、最終的には彼と共に神に立ち向かいます。自身の命を人質にされながらも、仲間を助けるために戦います。

桂 とおる

しるしの兄で熱血漢。彼は、蠑螈との戦いを通じて菊花を守ることを決意します。兄弟揃ってデスゲームを乗り切り、物語の終わりにはしるしと共に新しい世界での生活を始めます。

八尋 菊花

しるしの仲間で、蠑螈に家族を奪われた過去を持ちます。彼女は、しるしやとおると共に戦いを共闘し、デスゲームを終了させる大役を果たします。

使用されるVICTIM

本作では、解錠者たちが自らの能力を発揮するために支払う代償、VICTIMと呼ばれる特殊な能力が多く登場します。たとえば、しるしが持つ「真っ黒な嘘」は、運試しのコイントスを通じて身体の一部を賭けるという危険な能力です。また、リラが持つ「重力魔術師」や他の仲間たちの能力も、瞬時に形勢を変える要因となります。

終息と成長

神との壮絶な戦いを経て、主人公たちは新たな世界での生活を始めることになります。しるしとリラの子供が登場する未来は、彼らの成長と物語の続きに思いを馳せるものとなります。全体を通じて友情や愛、そして裏切りと啓示がテーマとなっており、多くの読者に感動を与える作品です。

書誌情報

• - 原作: biki
• - 作画: 不二涼介
• - 出版社: 講談社
• - 巻数: 全3巻（2017年9月15日、2017年11月17日、2018年1月17日）

この作品は、困難を乗り越えて希望を見出すヒーローたちの物語であり、ただのサバイバルではなく、人間ドラマとしての奥深さも持っています。

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