ワールドエース

ワールドエース（World Ace）

ワールドエースは、2009年2月22日に誕生した日本の競走馬です。名前の由来は「世界のエース」であり、その名付け親は本馬の一口馬主で税理士の大塚亮一氏で、彼はワールドエースの全弟であるワールドプレミアの所有者でもあります。

経歴

2歳（2011年）

ワールドエースは2011年12月17日に阪神競馬場でデビューしました。鞍上には福永祐一騎手を迎え、単勝1番人気という期待に応え、無事に初勝利を収めました。

3歳（2012年）

2012年の初戦は若駒ステークス。レースでは再び1番人気に選ばれましたが、スローペースの展開により2着に終わりました。続くきさらぎ賞では、小牧太騎手に乗り換わり、見事に重賞初勝利を獲得。その後、若葉ステークスでも結果を出し、勢いを保ちました。しかし、皐月賞では出遅れにより不利が重なり、2着に終わります。続く東京優駿（日本ダービー）では、最速の上がり脚を持ちつつも4着に終わり、その後は怪我により休養を余儀なくされました。

5歳（2014年）

2014年の初戦は白富士ステークスでしたが、復帰初戦で5着に敗れます。しかし、マイラーズカップではコースレコードをマークして優勝し、2012年のきさらぎ賞以来の重賞勝利を果たしました。安田記念や毎日王冠では結果が振るわず、結局香港マイルに出走します。

6歳（2015年）

ワールドエースはオーストラリア遠征を決意し、ジョージライダーステークスやドンカスターマイルに出走しますが、成績は芳しくなく、2015年12月には競走馬登録を抹消され、引退を迎えました。アロースタッドにて種牡馬としてのキャリアをスタートさせました。

種牡馬時代

ワールドエースは2016年から種牡馬としての活動を開始し、初年度には131頭に種付けを行ないました。その後は年を追うごとに種付け数は減少しましたが、2020年には再び131頭に達しました。初年度産駒であるオータムレッドが勝利を挙げ、産駒の活躍が期待される中、2023年に種牡馬を引退し、ノーザンホースパークでの余生が始まりました。

主な産駒

ワールドエースの産駒には、地方重賞を制したボルドープリュネや、幾つかの重賞を勝ったシルトプレなどが揃っています。その血統の影響力は今後も注目され続けることでしょう。

血統

ワールドエースの母馬であるマンデラは、独オークスであるディアナ賞で3着に入った実績を持ち、彼の血統は非常に充実しています。また、全弟ワールドプレミアは2019年の菊花賞と2021年の天皇賞（春）を勝利するなど、活躍をしており、血筋の優秀さを証明しています。これらの実績により、ワールドエースは競馬界において特別な存在として位置づけられています。

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