ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!

『ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!』

『ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!』は、1987年4月11日から1988年1月16日まで、日本テレビ系列で放送されたクイズ番組です。放送は毎週土曜日の21:00から21:54まで行われ、全体の雰囲気や進行方法が注目を集めました。この番組は、視聴者に驚きや興味を与え、さまざまな国からのビックリ情報をクイズ形式で紹介することを目的としていました。

番組の背景

この番組は、以前放送されていた『土曜グランド劇場』を1年間休止した後に制作されました。内容としては、世界各地の「ビックリさん」、つまり驚くべき特技や事実を持つ人物をテーマにしたクイズが展開されました。また、同番組は『木曜スペシャル』の人気企画である『世界ビックリ大賞』の姉妹番組として位置付けられています。視聴者は、知識を試されるだけでなく、新たな文化や人々の驚くべき一面を学ぶことができました。

『ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!』には、横山やすしと西川きよしがレギュラー出演しており、当番組の独特な雰囲気を作り出していました。やすしは解答者として参加し、きよしが司会を行っていました。この二人の掛け合いや個性的なスタイルも番組の魅力の一部でした。番組エンディングでは「世界の24時間」をテーマにして、世界中の文化を紹介するコーナーが設けられていました。

放送内容とルール

番組の形式は、VTR形式で出題されるクイズに対し、各チームが解答するスタイルが取られていました。具体的には、司会のきよしが1チームずつ順番に答えを聞いていくという流れです。正解すると、ポイントが加算され、解答台の下から自由の女神を模したオブジェが出現します。このオブジェは番組のシンボルとしても知られており、デザインは松下進によるものです。

さらに、4問が終了すると逆転クイズが行われ、日本独自の物を外国人に見せてその反応を当てるという新たな挑戦が展開されました。このクイズが正解すると、得点がさらに加算され、全問正解のチームには世界一周旅行が贈られるという特典もありました。番組では、特に出題に使用されるBGMも工夫され、視聴者の興味を引きました。

後継番組『クイズ・地球NOW』

『ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!』は、1988年1月に終了し、次に『クイズ・地球NOW』が放送されました。この後継番組は、西川きよしが参議院議員として多忙だったため、やすしときよしがレギュラーから外れ、福留功男が新たに司会を担当しました。形式も、ペア対抗戦から男性軍VS女性軍のチーム対抗へと変更され、クイズの内容もビックリさんの紹介から、様々な話題に広がりました。

司会者と出演者

『ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!』の司会は西川きよしで、サブ司会には星野知子や加納みゆきが務めました。また、『クイズ・地球NOW』では福留功男が司会を担当し、堀江しのぶが解答者から昇格して司会に就任しました。出演者には人気タレントや歌手も多く、三波春夫や横山やすし、高田純次、小林幸子などが名を連ねていました。

番組の音楽と制作

番組のエンドテーマ曲も重要な要素でした。初期の『ザ・びっくり地球人!』のエンドテーマは、飯島真理が歌う「People! people! people!」でしたが、後に今井美樹の「野生の風」に変更されました。『クイズ・地球NOW』ではminmiの「Like a Rainbow」が使用されるなど、音楽面でも工夫が凝らされました。製作には多くの専門スタッフが関わり、技術的な側面からも高いクオリティが保たれていました。これらの取り組みが、番組の成功に寄与しました。

『ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!』とその後の『クイズ・地球NOW』は、視聴者に新しい知識や文化を楽しみながら学ばせることに成功し、多くのファンに愛された番組として歴史に残りました。

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