ヴィニシウス・ジョゼ・パイション・デ・オリヴェイラ・ジュニオール

ヴィニシウス・ジュニオール

ヴィニシウス・ジュニオール（Vinícius Júnior）は、2000年 7月12日にブラジルのリオデジャネイロ州サンゴンサロで誕生したサッカー選手です。本名はヴィニシウス・ジョゼ・パイション・デ・オリヴェイラ・ジュニオールで、現在はレアル・マドリードに所属し、ブラジル代表としても活躍しています。主なポジションはフォワード（FW）及びミッドフィルダー（MF）です。

クラブ経歴

フラメンゴでの成長

ヴィニシウスは貧しい家庭に生まれ育ちましたが、5歳からCRフラメンゴのサッカースクールでフットサルを始め、10歳でフラメンゴの下部組織に加入しました。フラメンゴでは常に上のカテゴリーでプレーし、13歳の時にはブラジルU-15代表として召集されるなど、その才能を早くから評価されました。2017年にはコパ・サンパウロジュニアサッカー選手権で大活躍し、ベストイレブンに選出され、続く南米U-17選手権で得点王とMVPに輝きます。その後、フラメンゴとプロ契約を結び、プロデビューも果たしました。

レアル・マドリードへの移籍

すぐに欧州の強豪クラブから注目され、2018年にレアル・マドリードに移籍しました。この移籍金は当時の10代の選手としては驚異的な4500万ユーロで、フラメンゴとしては歴代2位の記録となりました。移籍に際し、彼はまだ18歳の年齢制限により、正式な加入は2018年7月からとなりました。加入後はカスティージャ（Bチーム）でのプレーを経て、トップチームでも出場機会を得ていきます。

トップチームでの活躍

ヴィニシウスは、レアル・マドリードのトップチームにおいても印象的なパフォーマンスを見せました。2019-20シーズンにはバルセロナとのエル・クラシコで重要な先制点を挙げ、この競技では21世紀最年少のゴール記録を樹立します。その後も多くのゴールを決め、2022年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝では決勝ゴールを奪い、クラブの14度目の優勝に貢献しました。

代表経歴

ヴィニシウスは、ブラジル代表チームでも重要な役割を果たしています。2017年の南米U-17選手権で7ゴールを挙げて優勝に導いた他、2022年のワールドカップカタールでは決勝トーナメントに進出し、韓国戦でプロの舞台でもゴールを決めました。また、2024年のコパ・アメリカでも活躍していますが、イエローカードの累積による出場停止が影響し、ウルグアイ戦は観客席から見守る結果となりました。

ヴィニシウスの特長と影響

そのスピードや技術的なセンスはもちろん、試合中の判断力や決定力も高く評価されており、今後のブラジルサッカーにおいて重要な選手となることが期待されています。デビューからの成長は目覚ましく、彼のプレースタイルは多くのファンやメディアの注目を集めています。ヴィニシウス・ジュニオールの今後の活躍に、さらなる期待が寄せられています。

もう一度検索