ヴェダド・イビシェヴィッチ

ヴェダド・イビシェヴィッチ

ヴェダド・イビシェヴィッチ（Vedad Ibišević, Ведад Ибишевић, 1984年8月6日 - ）は、ボスニア・ヘルツェゴビナ・ヴラセニツァ出身の元プロサッカー選手。

ポジション: FW
代表: 元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表
現在: ヘルタ・ベルリンのコーチ

経歴

クラブ

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の影響で、2000年に家族でスイスへ移住。FCバーデンのユースチームに所属後、わずか10ヶ月でアメリカのセントルイス大学へ留学。大学在学中にパリ・サンジェルマンからのスカウトを受け、ヨーロッパでのプロキャリアをスタートさせる。

主要クラブ:
1899ホッフェンハイム
VfBシュトゥットガルト
ヘルタ・ベルリン
シャルケ04

ホッフェンハイム時代: 2007年7月に1899ホッフェンハイムへ移籍。2008-09シーズンには、開幕から3試合連続で得点を記録するなど、前半戦だけで18得点7アシストと爆発的な活躍を見せ、チームを首位に導いた。この活躍で2008年のボスニア・ヘルツェゴビナ年間最優秀選手に選出。しかし、ウィンターブレーク中に右膝十字靭帯を負傷し、シーズン後半を棒に振る。

シュトゥットガルト時代: 2012年1月にVfBシュトゥットガルトへ移籍。2014年にはFCアウクスブルク戦で肘打ちにより一発退場、5試合の出場停止処分を受けた。

ヘルタ・ベルリン時代: 2015年8月にヘルタ・ベルリンへ完全移籍。2019年にはボルシア・ドルトムント戦で相手GKにボールを投げつけ退場処分を受け、DFBから3試合の出場停止と罰金処分が下された。

シャルケ04時代: 2020年9月、シャルケ04と契約。財政難のクラブ事情を考慮し、最低限の給与とインセンティブのみを受け取る契約を結んだ。しかし、同年11月にアシスタントコーチとの口論が原因で、契約解除に至った。

代表

2014年、FIFAワールドカップのボスニア・ヘルツェゴビナ代表に選出。アルゼンチン戦で、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表としてW杯初となるゴールを記録した。

2017年11月、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表からの引退を発表。

代表記録:
国際Aマッチ 83試合出場
23得点 (2007年-2018年)

プレースタイル

高い得点能力に加え、献身的なプレーも魅力。前線からの積極的なプレスでチームに貢献する。

エピソード

趣味はインターネット、音楽鑑賞、テニス。
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表として初のW杯ゴールを記録した。

所属クラブ

2003: セントルイス・ストライカーズ
2004: シカゴ・ファイヤー・プレミア
2004-2005: パリ・サンジェルマンFC
2005-2006: ディジョンFCO
2006-2007: アレマニア・アーヘン
2007-2012.1: 1899ホッフェンハイム
2012.1-2015: VfBシュトゥットガルト
2015-2020: ヘルタ・ベルリン
* 2020: シャルケ04

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