ヴヤディン・サヴィッチ

ヴヤディン・サヴィッチ（セルビア語: Вујадин Савић, Vujadin Savić、1990年7月1日 - ）は、セルビアとフランスの国籍を持つ元サッカー選手で、主にディフェンダーとして活躍しました。

クラブキャリア

8歳でレッドスター・ベオグラードの下部組織に入団し、着実に成長。2007年から2009年まではFKラド・ベオグラードへ期限付き移籍し、経験を積みました。その後、レッドスター・ベオグラードのトップチームに昇格し、出場機会を得ました。

2010年にはフランスのFCジロンダン・ボルドーへ移籍。2012年1月には、ドイツの1.FCディナモ・ドレスデンへ期限付き移籍。2014年にはアルミニア・ビーレフェルトへ、再び期限付き移籍を経験しました。

2015年1月23日には、イングランドのフットボールリーグ・チャンピオンシップに所属するワトフォードFCにシーズン末までの契約で加入。しかし、チームがプレミアリーグへ昇格するとともに出場機会を失い、放出されました。

同年夏には、モルドバの強豪FCシェリフ・ティラスポリへ移籍。2シーズンで40試合に出場し、4得点を記録。2015年9月19日にはオーバーヘッドキックで得点を決めるなど、印象的な活躍を見せました。

2017年6月、古巣であるレッドスター・ベオグラードへ2年契約で復帰。このシーズン、レッドスター・ベオグラードはUEFAヨーロッパリーグ 2017-18で予選1回戦から本戦出場という快挙を達成しました。これはクラブにとって26年ぶりの国際舞台となりました。ヴラダン・ミロイェヴィッチ監督は、スルジャン・バビッチやダミアン・ル・タレクといった守備的な選手とサヴィッチを組み合わせてセンターバックを構成。この組み合わせは、UEFAヨーロッパリーグ 2017-18 グループリーグでわずか2失点という堅守を築き、グループリーグ出場クラブの中でレッドブル・ザルツブルクに次ぐ成績を収めました。2018年5月には、セルビア・スーペルリーガのベストイレブンに選出されました。

2019年7月14日、キプロスのAPOELニコシアへ移籍しました。

代表キャリア

2018年3月には、セルビアA代表としてモロッコ代表、ナイジェリア代表との親善試合のメンバーに選出されましたが、怪我のため出場は叶いませんでした。

人物

父親のドゥシャン・サヴィッチもサッカー選手というサッカー一家に育ちました。女優のミルカ・ヴァシリェヴィッチとの間に3人の子供がいます。彼の名前は、有名なサッカー選手・指導者であるヴヤディン・ボシュコヴに由来します。

タイトル

レッドスター・ベオグラード
セルビア・カップ: 2009-10
セルビア・スーペルリーガ: 2017-18, 2018-19
シェリフ・ティラスポリ
ディヴィジア・ナツィオナラ: 2015-16, 2016-17
クパ・モルドヴェイ: 2016-17
スーペルクパ・モルドヴェイ: 2016
個人
* セルビア・スーペルリーガベストイレブン: 2017-18

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