『一度行ってきました』
概要
『一度行ってきました』(韓国語原題:한 번 다녀왔습니다)は、
2020年に韓国で放送されたKBSの
テレビドラマです。この作品は、
2020年3月28日から
9月13日まで週末の連続ドラマとして放送され、多くの視聴者から支持を受けました。物語は、チキン店を経営する夫婦とその離婚した子供たちを中心に据えた、ユーモアと感動に満ちたストーリーです。特に、主演のチョン・ホジンは、父親役のソン・ヨンダルを演じ、
2020年の
KBS演技大賞で大賞を受賞しました。
あらすじ
物語は、ソン・ヨンダルとチャン・オクプンという夫婦が経営するチキン店から始まります。この二人には4人の子どもがいますが、彼らの生活にはさまざまな問題が絡み合っています。長男のソン・ジュンソンは
スタントマンとして忙しく、長女のソン・ガヒは元キャビンアテンダントでシングルマザーとして息子のジフンを育てています。次女のソン・ナヒは小児内科医ですが、夫のユン・ギュジンとの関係は冷え切っています。そして末っ子のソン・ダヒは旅行会社でインターンをしながら、自分の進路に悩んでいます。
チキン店を支える両親は、時に子供たちの問題に巻き込まれ、時には自らの過去の傷を抱えて苦しむこともあります。特に父親・ソン・ヨンダルは、妹を失ったトラウマを抱えており、その影が家庭に影響を及ぼします。一方、母親・チャン・オクプンは、娘たちの結婚問題に心を痛め、自らの想いを抱えています。
次女のナヒと夫・ギュジンはお互いに言い争いを繰り返し、次女夫妻も最終的には離婚に至ります。このように、物語は家族の絆とそれに伴う喜怒哀楽をリアルに描いています。
キャスト
- 小児内科医で、冷え切った夫婦関係に悩む。
- チキン店を営むが、過去のトラウマを抱える。
- 家庭を支えるが、子女の問題に悩みがち。
- 元キャビンアテンダントでシングルマザー。
-
スタントマンとして忙しく働く。
- 旅行会社でインターン中。
- 小児内科医。
- カフェを経営し、オクブンとは仲が悪い。
受賞歴
『一度行ってきました』は、
2020年の
KBS演技大賞で多数の受賞を果たしました。
- - 大賞:チョン・ホジン(ソン・ヨンダル役)
- - 最優秀女優賞:イ・ミンジョン(ソン・ナヒ役)
- - 長編ドラマ 優秀演技賞:イ・サンヨプ、イ・ジョンウン
- - ベストカップル賞など、名演技に対する評価も高まりました。
日本での放送
日本では
2020年から2021年にかけて、KBS WORLDや
WOWOWなどのチャンネルで放送されました。視聴者に好評で、多くのチャンネルで再放送が行われました。特に、ストーリーの中の家族の絆やリアルな人間関係に共感した人が多数いたようです。
このように『一度行ってきました』は、家族の絆や個々の人生の悩みを深く掘り下げたドラマであり、多くの視聴者に愛された作品となりました。