一瀬大寿

一瀬 大寿（いちのせ たいじゅ）

2002年9月27日に山梨県で生を受けた一瀬大寿は、Jリーグクラブ、ヴァンフォーレ甲府に籍を置くプロサッカー選手です。守備の要となるディフェンダーを務めています。

山梨の地で育った一瀬大寿は、地元のクラブであるヴァンフォーレ甲府の育成組織から自身のサッカーキャリアをスタートさせました。2015年から2017年にかけて、ヴァンフォーレ甲府U-15の一員としてプレーし、将来へ向けた基礎を築きました。中学卒業後、2018年から2020年までは山梨学院高等学校に進学。高校サッカーの舞台で技術と経験を磨き、さらなる成長を遂げました。高校卒業後の進路として選んだのは、地元山梨県にある山梨学院大学でした。2021年から大学サッカーの世界に身を置き、高いレベルでのプレーを続けました。

山梨学院大学で日々研鑽を積む中で、その才能がヴァンフォーレ甲府の目に留まり、2022年10月には異例とも言える大学在学中のプロ入り内定を勝ち取ります。大学卒業後の2025年シーズンから、正式にヴァンフォーレ甲府のトップチームに加入することが決まった形となりました。

プロ契約を控える一方で、より早くプロの環境に慣れ、経験を積む機会を得ることになります。日本サッカー協会が定める特別指定選手制度に基づき、2024年2月、一瀬大寿はヴァンフォーレ甲府の特別指定選手として登録されました。この登録により、大学に在籍しながらJリーグの公式戦に出場することが可能となりました。

そして、2024年8月25日、彼はプロサッカー選手としての記念すべき第一歩を踏み出します。J2リーグ第28節、栃木SCとのアウェイゲーム（カンセキスタジアムとちぎ）において、途中からの出場ながらもピッチに立ち、Jリーグデビューを飾りました。この試合での出場は、長年にわたる努力と、ヴァンフォーレ甲府の育成組織から育った選手として、地元サポーターからの期待に応える瞬間となりました。

今後、正式契約となる2025年シーズンに向けて、特別指定選手としての経験を生かし、プロの舞台でのさらなる活躍を目指していくことが期待されます。地元山梨出身の選手として、ヴァンフォーレ甲府の未来を担う存在となる可能性を秘めています。

キャリアパス

2015年 - 2017年：ヴァンフォーレ甲府U-15
2018年 - 2020年：山梨学院高等学校
2021年 - 2024年：山梨学院大学
2024年：ヴァンフォーレ甲府（特別指定選手）
2025年 - ：ヴァンフォーレ甲府

記録

Jリーグ初出場：2024年8月25日 J2第28節 栃木SC戦（カンセキスタジアムとちぎ）

※2024年は特別指定選手としての登録です。

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