一発逆転!!げんてんクイズ

『一発逆転!!げんてんクイズ』

『一発逆転!!げんてんクイズ』は、1981年10月10日から1982年2月27日までの間、日本テレビ系列で放送された読売テレビ制作のクイズ番組です。毎週土曜日の19:00から19:30に放送され、視聴者に新しい楽しみを提供しました。

番組の特徴

この番組では、解答が複数存在するクイズ形式が採用されており、正解を出せば得点が加算されるのが一般的なクイズ番組とは異なります。特筆すべきは、「げんてん教授」というゲストが提示する解答と同じものを書いた場合、正解であっても得点が減少してしまうというユニークなルールです。このようなルールのもと、視聴者はさまざまな解答を考え、予想外の展開を楽しむことができました。

出演者

• - 司会者: 前半は押阪忍、後半は板東英二が司会を務めました。
• - レギュラー出演者: 水野晴郎が「げんてん博士」として活躍し、桂べかこと三笑亭夢丸はそれぞれのチームのキャプテンから解答者として参加しました。

ルールの詳細

ゲームは二つのチームに分かれ、各チームは4人ずつ参加して4問のクイズに挑戦します。問題は「○○をひとつ挙げてください」という形式で出題され、各参加者は15秒の制限時間内に答えを記入します。正しいテーマに沿った回答をした場合は5点加算されますが、不正解の場合や時間内に答えられなかった場合は5点が減点されてしまいます。さらに、教授と同じ意見であった場合も減点対象となり、解答者は慎重さが求められます。

特に3問目までに出題される「ラッキークイズ」は、得点が高かったチームに賞品が与えられ、同点の際は視聴者プレゼントに変わるなど、楽しみが凝縮されていました。

最終問題は「逆転クイズ」とし、得点が倍増するチャンスも設けられていました。この設問では、正解を挙げることでポイントを大きく獲得することができるため、最後まで目が離せません。

また、ハワイ旅行チャレンジも盛り込まれており、勝利チームが正解を挙げることでハワイ旅行の権利を得ることができるゲームが展開されます。しかし、全員が失敗すれば敗者チームに旅行が譲られるという逆転演出があり、視聴者にさらなる驚きと楽しみを提供していました。

1982年からの新ルール

1982年1月からは、芸能人対抗戦という新たな形式が取り入れられました。「減点・一発」や「減点ショット」、「ワードラリー4to4」といったコーナーが追加され、競技内容がより複雑でエンターテインメント性が高いものとなりました。

特に3コーナーの「ワードラリー4to4」では、全員が連続して答える形式が採用され、解答者間の連携や判断力が試されました。これによって、参加者のスリリングな駆け引きが視聴者を魅了し、最後まで飽きさせない展開が続いたのです。

結論

『一発逆転!!げんてんクイズ』は、その独特なルールと多彩な出演者、そしてエンターテインメント性の高いクイズ形式で多くの視聴者に愛された番組です。毎回繰り広げられる逆転劇や意外性は、視聴者に大きな感動をもたらしました。

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