七尾市議会

七尾市議会について

七尾市議会は、石川県七尾市に設置されている地方議会です。市民の代表として、市政の運営や課題解決のために重要な役割を担っています。ここでは、七尾市議会の概要、選挙、過去の不祥事について解説します。

概要

定数: 18人
任期: 2021年11月1日 - 2025年10月31日
選挙区: 市全体を1選挙区とする大選挙区制（単記非移譲式）
議長: 山崎智之（灘会）
副議長: 西川英伸（市民クラブ）
会派:
灘会
市民クラブ
あすなろ
公明党
日本共産党
無会派

選挙

七尾市議会議員選挙は、4年に一度行われます。直近の選挙結果と過去の選挙結果は以下の通りです。

2021年七尾市議会議員選挙

執行日: 2021年10月24日
当日有権者数: 43,458人
最終投票率: 67.45%
定数: 18人
立候補者数: 24人

2017年七尾市議会議員選挙

執行日: 2017年10月22日
当日有権者数: 46,153人
最終投票率: 69.80%
定数: 18人
立候補者数: 21人

過去の議長・副議長

過去の議長・副議長は以下の通りです。

2021年 - 2023年
議長: 佐藤喜典（無会派）→木下敬夫（あすなろ）→山崎智之（灘会）
副議長: 山添和良（無会派）→西川英伸（市民クラブ）
2017年 - 2021年
議長: 荒川一義（礎・無会派）→杉木勉（灘会）→久保吉彦（灘会）
副議長: 佐藤喜典（無会派）→木下敬夫（無会派）→山崎智之（灘会）

不祥事

近年、七尾市議会では複数の議員による不祥事が相次いでおり、市民からの信頼が大きく損なわれています。以下に主な不祥事の内容をまとめます。

居住実態がない市議の当選無効

2013年の市議選で初当選した西川英伸議員（当時無所属）は、市内に居住実態がないにもかかわらず出馬・当選したとして、市民団体から告訴されました。最高裁判所の判決により当選は無効となり、議員を失職しました。

選挙違反による書類送検

上記の件で失職した西川英伸議員は、2017年の市議選で再度当選しました。しかし、そのわずか5か月後、県議補選への出馬を表明した後に取りやめた際、市議選の選挙公報に虚偽記載を行った容疑で父親とともに書類送検されました。2020年、最高裁判所で公民権停止4年の判決が確定しました。

国民健康保険税滞納による報酬差押

上記選挙違反で書類送検された西川英伸議員は、2018年度の国民健康保険税を1年間滞納し、市役所の督促にも応じなかったため、議員報酬の差押えを受けました。

選挙期間中の有料広告掲載

上記の滞納処分を受けた西川英伸議員は、市民からの厳しい評価を受けつつも、2017年の市議選で最下位で当選しました。しかし、選挙期間中に自身のFacebookページに公職選挙法に抵触する有料広告を掲載していたことが発覚しました。西川議員は有料広告の掲載を認めたものの、「広告を投稿したのは私ではなく事務員」と釈明しました。この件に関しても公選法違反容疑で刑事告発を受けています。

金属バット所持による逮捕

2020年12月10日、杉本忠一議員（無会派）が金属バットを持って七尾市役所を訪れたとして、県迷惑行為等防止条例違反で現行犯逮捕されました。杉本議員は2021年3月22日の市議会で謝罪しましたが、辞職する意思はないことを示唆しました。

まとめ

七尾市議会は、市民の声を市政に反映させるための重要な機関ですが、近年は議員の不祥事が相次ぎ、その信頼が大きく揺らいでいます。市民からの信頼回復のため、議会改革や議員の倫理観の向上が求められています。

参考資料

七尾市議会公式サイト
各種報道資料

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