七社神社 (徳島市)

七社神社（ななしゃじんじゃ）は、徳島県徳島市八万町に位置する眉山に鎮座する神社です。

歴史

創建年は明らかではありません。しかし、明治時代中期の一村一社の政策によって、一度は郷社に合祀され、銅之鳥居八幡神社へと遷座されました。その後、1954年（昭和29年）に地元の中津浦の氏子たちの尽力により、元の場所へと還御されました。この還御は、地域住民の七社神社に対する深い信仰心と、故郷への強い想いを表しています。

祭神

七社神社では、以下の神々が祀られています。

火之迦具土神（ひのかぐつちのかみ）
海童神（かいわだつみのかみ）
石土毘古神（いわつちびこのかみ）
天目一箇神（あめのまひとつのかみ）
草野姫神（かやのひめのかみ）
船魂神（ふなだまのかみ）
大山祇神（おおやまつみのかみ）
木之花咲耶姫神（このはなさくやひめのかみ）

これらの神々は、火、海、大地、鍛冶、植物、航海、山の神など、人々の生活に密接に関わる自然や産業の神々です。多彩な神々を祀ることで、地域住民の幅広い願いを受け止めてきたと考えられます。

境内社

七社神社には、以下の境内社があります。

冨士権現
秋葉神社
八大龍王神社
大岩神社
矢甲神社
農神社
船戸神社
大山祇神社

これらの境内社からも、七社神社が地域住民の生活や信仰に深く根ざしていることがわかります。特に、農神社や船戸神社などは、農業や交通安全への祈りが込められていると考えられます。

交通アクセス

自動車: 徳島自動車道「徳島インターチェンジ」より車で約15分。
公共交通機関: JR「二軒屋駅」より徒歩で約20分。

七社神社は、眉山の豊かな自然に囲まれた場所にあり、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。歴史と信仰を感じさせる七社神社へ、ぜひ足を運んでみてください。

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