三上紗也可

三上 紗也可について

三上 紗也可（みかみ さやか）は、2000年12月8日生まれの日本人飛込競技選手で、現在、鳥取県米子市を拠点に活動しています。身長155cm、体重53kgというアスリートにふさわしい体格を持ち、鳥取県立米子南高等学校を卒業後、日本体育大学に進学し、体育学を学びながら選手としても活動しています。

経歴の始まり

彼女は小学2年生のときに競技を始め、はやくからその才能を見せ始めました。特に影響を受けたのは、1994年の広島アジア大会で銅メダルを獲得した飛び込み選手である安田千万樹（ちまき）の指導を受けたことです。安田コーチから受けた指導により、彼女は飛び込み技術を確実に向上させました。

大会での活躍

三上選手は2017年に日本選手権に出場し、3mシンクロ板飛込で宮本葉月とペアを組み優勝を果たしました。翌年の2018年には、3m板飛び込み競技においても初優勝を飾りました。同年、ジャカルタアジア大会では3m板飛び込みで4位に入り、シンクロ板飛び込みでは5位となるなど、国際舞台での活躍も見せました。

2019年に卒業後、大学進学を考えつつも安田コーチの「目標をかなえるには退路を断つことも必要」という言葉に心を動かされ、飛び込みに専念する決断を下しました。そして、その年の光州世界選手権では3m板飛び込みで見事5位に入賞。2020年には東京オリンピックの出場枠を獲得し、五輪代表の座を射止めました。

オリンピック出場

オリンピックを目指し、練習環境を整えるために日本体育大学に進学しました。この学校では水泳部の飛び込みブロックに多くの女子部員がおり、また、スポーツ科学も学ぶことができるため、彼女にとって最適な環境となりました。練習は神奈川県横浜市の専用プールで行われ、同級生にはボクシング日本代表の入江聖奈と木下鈴花もいます。

東京オリンピックでは、女子板飛び込みに出場しました。予選では5位入賞を果たしたものの、準決勝で16位と振るわず、決勝進出を逃す結果となりました。

최근の業績

2022年には、ブダペストで開催された世界選手権において女子3m板飛び込み決勝で7位に、さらに金戸凛とのペアでシンクロ板飛び込み決勝で銀メダルを獲得しました。また、同年のFINA飛込ワールドカップでは3m板飛び込み決勝で銅メダルをつかみ、見事な成績を残しました。

2023年4月には東京で行われた翼ジャパン・カップにおいて女子3m板飛び込み決勝で優勝を果たし、同年7月には福岡での世界選手権代表の内定も決めました。2024年3月には日本体育大学を卒業し、同大学院に進学。

2024年のパリオリンピックでは、飛込競技女子板飛び込みの予選に出場したものの、合計258.35点で21位に終わり、決勝には進むことができませんでした。

まとめ

三上紗也可はその柔軟性と持ち前の努力によって、今後も飛込競技においてさらなる成績を残す可能性を秘めています。彼女の活躍が今後も期待されます。

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