三五繭夢

三五繭夢（さんごまゆむ）は、多岐にわたる分野で活躍する日本の写真家です。

経歴

東京都に生まれ、現在は京都市を拠点に活動を展開しています。

主な著作

自身の名を冠した単著として、
『廃墟ノスタルジア』（二見書房）
『廃墟サンクチュアリ』（二見書房）
があります。これらの作品は、氏がライフワークとする廃墟写真の代表作と言えるでしょう。

また、複数の写真家やライターとの共著にも参加しており、
『廃墟の歩き方』（イーストプレス）
『ニッポンの廃墟』（インデビィジョン）
といった書籍を出版しています。これらの共著からも、日本の廃墟文化やその記録に対する氏の深い関心がうかがえます。

その他の活動

三五氏は著作活動に加え、書籍の装丁や雑誌、映像・音楽作品のジャケットなど、幅広いメディアで写真を提供・撮影しています。

具体的には、

作家、花村萬月氏の小説『なで肩の狐』（新潮文庫）では、その表紙に写真を提供しました。
中村うさぎ氏、森奈津子氏、岩井志麻子氏による共著『最後のY談』（二見書房）では、書籍の帯に使用される写真や、本の中に収録されたグラビア写真の撮影を担当しました。
紀行作家である栗原亨氏の著作『樹海の歩き方』においては、表紙の写真に加え、巻頭グラビアページの撮影を手がけました。
『ナムコ全国フードテーマパーク』（ブッキング）という書籍の撮影も担当しています。
* その他にも、様々な雑誌の記事のための撮影や、DVD、CDといったパッケージのジャケット写真など、媒体を問わず多方面で精力的に活動を展開しています。

これらの活動実績は、氏が廃墟写真家としてだけでなく、出版やメディア業界において広く信頼される写真家であることを示しています。被写体やテーマを選ばず、求められるイメージを写真で表現する確かな技術と柔軟性を持っていると言えるでしょう。今後もその活動範囲はさらに広がっていくことが期待されます。

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