東京都出身、1997年
10月9日生まれの三井淳平(みつい じゅんぺい)は、日本のエンターテイメントシーンで
俳優、そして
歌手として活動を展開しています。
人物・エピソード
三井は多才な人物であり、その趣味はトレーニングと読書。特に身体能力の高さは特筆すべき点で、特技としてダンス、アクロバット、そしてテニスを挙げています。中でもテニスは幼少期から本格的に取り組んでおり、硬式テニスで関東大会に出場した経験を持ちます。テニスを始めたきっかけは、人気アニメ「
テニスの王子様」だったと語っており、後のミュージカル出演へと繋がる伏線とも言えます。ダンスについては、大学時代にダンスサークルに所属して以降、本格的にその道を追求し始めました。
俳優としての役作りへの熱意も高く評価されています。特に、演劇調異譚『xxxHOLiC』で猫娘という特徴的な役を演じるにあたり、役柄に合わせた体作りとして体重を大幅に減量したエピソードはファンの間で語り草となっています。そのプロフェッショナルな姿勢や、名前以外の愛称で親しまれていることから、ファンからは敬愛を込めて「J様」と呼ばれることもあります。
来歴・経歴
三井のキャリアは、2017年11月に現役大学生で構成されたグループ「THE UNIVERSITY」のメンバーとして音楽活動をスタートさせたことから始まります。ライブハウスを中心に精力的にパフォーマンスを行い、2018年4月にはトライクルーエンターテイメントに所属しました。都内だけでなく、名古屋や大阪といった地方都市でもライブを展開し、活動の範囲を広げていきました。2019年1月には、新人発掘イベント「mysta人気者グランプリLIVE FESTA」に出場し、メンズ部門とダンス部門で優勝、雑誌『
JUNON』への掲載権を獲得しました。このイベントで複数回にわたり1位を獲得し、立て続けに『
JUNON』誌面に登場することで注目を集めました。2019年3月にはトライクルーエンターテイメントとの契約を終え、同年4月にはスミツキグループエンタテイメントに移籍。「UNIVERSAL BOYS」というダンスボーカルグループのメンバーとして新たなスタートを切りました。学業との両立も果たし、2020年3月に明治大学を卒業。しかし、所属していた「UNIVERSAL BOYS」は2021年1月に解散し、同時に事務所も解散したため、一時的にフリーランスとして活動することになります。フリー期間中も精力的に活動を続け、2021年11月には自身初のファンミーティングを開催し、ファンとの交流を深めました。2022年1月からは久保プロモーションに所属し、活動基盤を安定させました。ファンとの繋がりをさらに大切にするため、2022年10月11日には自身のオフィシャルファンクラブを設立。また、2023年9月19日からはニコニコチャンネルプラスにて公式チャンネル「三井淳平のカンゼンバン!」を開設し、ファンとのインタラクティブなコミュニケーションの場を設けています。番組のハッシュタグ「#みつカン」は、初回放送でのアンケートにより決定されました。
主な活動・出演
俳優としての三井の活動の中心は舞台であり、数々の人気作品に出演しています。特にミュージカル「忍たま乱太郎」シリーズでは、田村三木ヱ門役として第10弾から長期にわたり出演し、学園祭イベントなどを含めシリーズを支える主要キャストの一人として存在感を示しました。また、自身がテニスを始めるきっかけとなった作品の舞台化、ミュージカル『
テニスの王子様』4thシーズンでは観月はじめ役を演じ、その身体能力を活かしたパフォーマンスで好評を博しました。近年では、演劇調異譚『xxxHOLiC』シリーズで重要な役どころである猫娘を演じ、その強烈な印象を残しました。さらに、新ミュージカル『スタミュ』では主演として星谷悠太役を務め、そのキャリアにおいて新たな一歩を踏み出しました。他にも、『ブラッククローバー The Stage』のラック・ボルティア役、『おそ松さんon STAGE』の一松役、『
ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stageの飴村乱数役など、人気漫画・アニメ・ゲーム原作の舞台作品に続々と出演し、幅広いキャラクターを演じ分けています。舞台以外にも、テレビドラマ「
暴太郎戦隊ドンブラザーズ」や「
全力坂」、映画「俺は前世に恋をする」など映像作品にも出演。また、キャリア初期にはラジオ番組「ザ・ユニバーシティの『渋谷で4時!』」や「スミツキグループの『1時におすみつきッ!』」にレギュラー出演するなど、多方面で活動しています。
多彩な才能と真摯な努力で着実にキャリアを積み重ねる三井淳平の今後の活躍から目が離せません。