三枝きよし興奮テレビ

三枝きよし興奮テレビについて

『三枝きよし興奮テレビ』は、吉本興業と毎日放送がタッグを組み、一部TBS系列局やGAORAで放送されていたクイズおよびトーク番組です。1986年から1996年の間、毎週土曜日の13:00から14:00に放送され、これにより多くの視聴者に親しまれました。初期の番組名は『三枝やすし興奮テレビ』で、1988年10月に横山やすしが降板したことで、現在のタイトルに変更されました。

番組構成

番組は前半と後半に分けられ、前半では若手のお笑いコンビによる漫才やゲストとの軽快なトークを楽しむことができました。また、後半では、特定のゲストのエピソードを基にした「エピソードクイズ」が行われました。司会を務める桂三枝（現在の六代 桂文枝）がゲストと会話を進め、時折ゴングを鳴らしてクイズを出題しました。解答者たちは、質問を通して正解を目指し、会話の中でヒントを探っていきます。

クイズ形式はとても分かりやすく、全員が協力して正解を目指すチーム方式でした。特に、正解が出た際には三枝がゴングを連続で鳴らした後、特別な正解音が流れる演出が印象的でした。解答が不正解の場合には「残念な音楽」が流れるなど、視聴者は楽しみながら番組を見守ったことでしょう。

問題の出題数は毎週3組のゲストで合計6問と決まっており、視聴者は次にどんなエピソードが飛び出すのか、期待に胸を膨らませて待っていました。

番組のエンディングでは、ゲスト全員が登場し、桂三歩が早口言葉のお手本を披露。その後、成功した場合には、視聴者にも愛されたUFOキャッチャーのぬいぐるみがプレゼントされるコーナーがありました。このコーナーは特に視聴者からの人気が高かったと言われています。

歴史の流れ

『三枝きよし興奮テレビ』は、放送開始当初は三枝と横山やすしの二人が司会を務めていましたが、その後やすしが無断欠席したことをきっかけに1988年10月に降板。以降は三枝が単独で進行し、一部を西川きよしが担当するなど、形式を変えながら番組を持続していきました。特に、きよしの都合により、時折「三枝の興奮テレビ」というタイトルが使われたこともありました。

その後、番組は1996年に終了し、同時間枠には『ドキッ!三枝きよし』や『満開！ハッスル家族』が引き継がれ、最終的には『よしもと新喜劇』にバトンが渡されました。

おわりに

『三枝きよし興奮テレビ』は、笑いと知識を提供した楽しい番組として、多くのファンの心に深く刻まれた存在です。今でも、テレビの歴史の一部として語り継がれています。この番組が多くの人々にどのような影響を与えたのか、そして、どのように楽しんでいたのかということを思い出させてくれる、懐かしい記憶の一つです。

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