三田敏哉

三田敏哉（みた としや）氏は、1933年7月6日に生まれ、2023年5月10日に逝去された日本の政治家です。89歳でした。東京都国立市のご出身で、自由民主党に所属し、都議会議員として7期、国立市議会議員として2期という長きにわたり、地方政治に携わりました。都議会議員時代には、東京都議会議長（第38代）、東京都議会自民党幹事長、東京都議会自民党会長、東京都議会自民党顧問といった要職を歴任し、都政の発展に尽力されました。

三田氏は、1981年に東京都議会議員選挙で初当選を果たし、2009年まで連続7期を務めました。その間、都議会自民党の要として、都政を牽引しました。2001年からは東京都議会議長に就任し、都議会の円滑な運営に貢献されました。政界を引退された後も、2015年まで自民党三多摩支部連合会会長を務め、地域政治への関与を続けました。

三田氏の政治活動は、都政にとどまらず、環境問題や国際交流にも及んでいました。環境NGO『オイスカ』都議会議員連合会長、東京都男女共同参画議員連盟会長、都議会日韓議員連盟会長などを歴任し、環境保護や男女共同参画、国際親善にも尽力しました。また、全国都道府県議会議長会会長代行、日本環境技術推進機構理事長、日本スリランカ国際友好協会、東京都日本拳法連盟会長など、幅広い分野で活躍されました。

三田氏は、その長年の功績が認められ、2010年には旭日中綬章を受章しました。また、ご逝去後、2023年5月10日付で、日本政府より正五位に追叙されました。

ご親族には、お父様の三田章作氏がいらっしゃいます。章作氏も国立市議会議員を務められた政治家でした。

また、著書として『躍動する多摩の21世紀―改革・躍進・調和』（1993年1月30日、東洋堂企画出版社）があります。

三田敏哉氏は、地方政治の発展に大きく貢献された政治家であり、環境問題や国際交流にも熱心に取り組んだ人物でした。そのご功績は、永く後世に語り継がれることでしょう。

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