三田村周三

三田村 周三（みたむら しゅうぞう）

三田村周三は、1944年6月15日に北海道で生まれた俳優です。彼は舞台を中心とした活動を展開しながら、映画やテレビドラマにも出演し、幅広いジャンルでその演技力を発揮しています。特に、彼が主宰する劇団「三田村組」を通じて、独自の芸術的表現を追求しています。

来歴

彼は札幌南高等学校を卒業後、舞台芸術学院に入学。その後、劇団地球座に参加し、1971年には劇作家の金杉忠男と出会い、金杉が主宰する劇団中村座に加入しました。この劇団では1990年の解散まで、すべての公演に出演し、演技の幅を広げました。そして、現在も主に舞台で活動を続けていますが、映画やテレビドラマにも頻繁に登場しています。

彼は舞台において、自身の劇団の公演だけでなく、他の団体にも客演し、重要な役割を果たしました。特に、MODEや星屑の会といった劇団で中心的な役を演じることが多く、作品ごとに異なるキャラクターを巧みに演じ分けています。

また、テレビドラマでは、フジテレビの『イマジン』において深田恭子演じる主人公の隣人役を演じ、小さな出番ながらも強い印象を残しました。

出演作品

舞台

中村座

• - 「説教強盗」
• - 「四ツ木橋自転車隊」
• - 「竹取物語」
• - 「花の寺」
• - 「舞踏会の手帖」
• - 「胸さわぎの放課後」

MODE

• - 「魚の祭」
• - 「わたしが子どもだったころ」
• - 「窓からあなたがみえる」
• - 「旅路の果て」
• - 「銀河鉄道の夜」

星屑の会

• - 「クレイジーホスト」
• - 「ある晴れた日の自衛隊」
• - 「次郎長漫遊記」
• - 「星屑の町〜長崎慕情編」
• - 「ストロベリーハウス」

三田村組

• - 「分署物語2〜愛しき男達〜」
• - 「イヌよさらば」
• - 「父との夏」
• - 「男の一生」

映画

三田村は映画界でも実績を残しており、1995年の『平成無責任一家 東京デラックス』を皮切りに、数多くの作品に出演しています。特に『しゃべれども しゃべれども』や『心が叫びたがってるんだ。』などの作品で強い印象を与えました。

テレビドラマ

彼のテレビドラマ出演歴は非常に幅広く、NHK大河ドラマ『炎立つ』や、特に多くのサスペンス・ミステリー作品に出演しています。『十津川警部シリーズ』では三田村功役として長期間にわたりキャラクターを演じ、定評を得ました。

現在の活動

現在、三田村周三は自身の劇団「三田村組」を運営しながら、活発に舞台活動を続けています。新たな作品を提供し続ける一方、映画やテレビにも姿を見せ、今後のさらなる活躍が期待されています。彼の多才な表現力は、多くの観客に感動を与え続けています。

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