三重テレビナイター

三重テレビナイター

三重テレビナイターは、三重テレビ放送（MTV）が放送するプロ野球中継のタイトルです。長年にわたり、三重県を中心とした地域で親しまれてきました。

歴史

三重テレビは開局当初、コンテンツ不足に悩んでいました。そこで、サンテレビ制作の阪神タイガース戦中継をネット受けすることからスタート。その後、東海テレビの協力により、地元の中日ドラゴンズ主催試合の中継を実現しました。これにより、多くの視聴者を獲得し、人気番組としての地位を確立しました。

概要・放送体制

現在、三重テレビは中日主催試合のうち、東海テレビやCBCテレビが放送できない試合を中心に、年間10試合前後を中継しています。また、セ・パ交流戦では、テレ玉（埼玉西武ライオンズ戦）やチバテレ（千葉ロッテマリーンズ戦）への中継も行っています。

特徴的なのは、中日新聞の番組表スペースを利用して、三重テレビナイターの放送予定を告知している点です。試合の見どころなどは掲載されませんが、地域住民にとっては貴重な情報源となっています。

中継されるカード

現在、三重テレビナイターでは、以下のカードが中継されています。

中日ドラゴンズ主催試合（東海テレビ制作協力）
阪神タイガース戦（サンテレビ制作）
埼玉西武ライオンズ戦（テレ玉制作、交流戦）
千葉ロッテマリーンズ戦（チバテレ制作、交流戦）

過去には、東京ヤクルトスワローズ戦（TOKYO MX制作）や大阪近鉄バファローズ戦（KBS京都制作）なども中継されていました。地理的な要因や歴史的な経緯から、近鉄戦が放送されていたのは興味深い点です。

主な出来事

開局当初: 東海テレビが中継できなかった巨人戦を中継し、視聴者がUHFアンテナを買い求める事態に。
1980年代: 視聴者からのメッセージをFAXで募集する「ナイターFAX応援」を実施。
2007年: 東海テレビのハイビジョン制作に合わせて、ドラゴンズのホームゲームをハイビジョン化。
2018年: 松坂大輔投手の移籍後初登板試合を中継し、視聴方法に関する問い合わせが殺到。

その他

三重テレビナイターでは、字幕スーパーにスポンサー名が表示される独自の試みが行われています。ホームランや追加点が入ると、スポンサー名が画面上部に表示されます。

また、試合が早く終了した場合には、テレビショッピングや三重県の風景映像などが放送されます。

三重テレビナイターは、長年にわたり三重県民に愛され続けているプロ野球中継です。今後も、地域に根ざした番組として、多くの視聴者に感動と興奮を届けてくれることでしょう。

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