三重県立名張桔梗丘高等学校

三重県立名張桔梗丘高等学校の概要

三重県立名張桔梗丘高等学校は、1973年4月1日に三重県名張市に設立された公立の高等学校です。名張市で名張高等学校に続いて2校目の県立高校として創立され、多くの学生に教育の場を提供してきました。特に、2015年度には伊賀地域高等学校再編活性化推進協議会の決定により、三重県立名張西高等学校との統合が決まりました。この統合後の新しい学校は、2016年4月1日に設置されることが発表されました。

名張桔梗丘高校は45年の歴史を持ちながら、2018年の3月に最後の卒業生を迎え、閉校しました。その跡地には2020年に名張市立桔梗が丘中学校が移転開校しました。元々は小中一貫校を設立する計画もありましたが、社会情勢の変化によりその方針は見送られました。

名張桔梗丘高校の跡地には、2020年8月に当校の記念碑が立てられ、その際に同窓会から名張市立桔梗が丘中学校に製氷機が寄贈されるなど、過去の記憶が今なお引き継がれています。

設置学科と教育方針

名張桔梗丘高校には普通科が設置され、教育目標は心身の調和のとれた成長をはかり、明朗で創造的な人間を育成することでした。具体的には、新しいことに挑戦する勇気を持った自立した人間を育成し、自主的な学習態度を促進することに努めました。

学校行事と部活動

学校行事には新入生オリエンテーションや体育祭、文化祭、修学旅行などがあり、生徒たちにとって大切な思い出の場となりました。また、部活動も盛んで、吹奏楽部や野球部、ハンドボール部などが地元の期待を背負って高い成績を収めました。特にハンドボール部は東海大会に多く出場していたことで知られています。

アクセスと卒業生

学校へのアクセスは、近鉄大阪線の桔梗が丘駅からバスを使うか、徒歩でも可能でした。また、多くの著名な卒業生が輩出されており、その中には柔道家の堀越英範やサッカー指導者の大橋浩司、声優の水田わさびなどがいます。

まとめ

名張桔梗丘高等学校は、その歴史や教育方針、活動を通じて地域に貢献し続け、多くの生徒がここでの経験を生かして新たな道を歩んでいきました。閉校後も記念碑や同窓会の活動を通じてその精神は引き継がれています。

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