三重県立津高等技術学校

三重県立津高等技術学校

三重県立津高等技術学校は、三重県津市高茶屋小森町に位置する公立の職業能力開発校です。この学校は、職業能力開発促進法に基づいて設置され、専門的な技術や知識を習得する場を提供しています。普通課程と短期課程という二つの教育プログラムを用意し、充実したキャリア教育に力を入れていることが特徴です。さらに、併設された三重県人材開発センターは、地域の人材育成にも貢献しています。

訓練科の概要

普通課程

普通課程は全て2年間のプログラムで、多様な専門分野が用意されています。具体的には以下の通りです。

• - 機械制御システム科（定員20名）
• - 電子制御情報科（定員15名）
• - 自動車技術科（定員20名）
• - メタルクラフト科（定員15名）

短期課程

短期課程は6か月及び1年間のコースがあり、以下の科目が提供されています。

• - パソコンCAD科（定員10名・6か月制）
• - 設備配管科（定員15名・6か月制）
• - 住宅サービス科（定員15名・6か月制）
• - 販売ビジネス科（定員10名・6か月制）
• - 金属成形科（定員10名・6か月制）
• - 建築施工科（定員10名・1年制）
• - OA事務科（定員10名・身体に障害のある人のみ）

学校の歴史

三重県立津高等技術学校の歴史は1945年にさかのぼります。当初は「三重県建築木工技術者養成所」として設立され、名を変えながら発展を続けてきました。例えば、1954年には一志と津の二つの補導所が統合され、現在の校地に移転しています。その後も名称変更が重ねられ、1983年には「三重県津高等技術学校」という現在の名前に改称されました。

施設と設備

学校の敷地は20,176.89m²で、建物面積は10,667.845m²です。この広大な敷地内には、実習場と教室が完備されており、快適な学習環境が整っています。特に、実習場は5棟あり、専門的な技術を学ぶには最適な環境です。また、管理棟と寄宿舎、学生ホールが併設されており、学生が食事や休息を取るための場所も確保されています。

学校生活と行事

津高等技術学校では、2学期制が採用されており、様々な行事が行われます。入校式やオリエンテーション、防災訓練、オープンキャンパスなど、学生生活を充実させる活動が多彩に用意されています。特に8月のオープンキャンパスでは、実習体験を通じて来校者に学校の雰囲気を感じてもらう機会が設けられています。さらに、技能検定成績優秀者の表彰式なども行われ、その成果が認められる場もあります。

周辺環境

この学校は、国道165号沿いに位置するため、交通アクセスが良好です。近隣には三重交通のバス停があり、JR紀勢本線の高茶屋駅からも徒歩圏内です。周囲には地域の企業や教育機関も多く、学生たちにとって地域との繋がりを持つ良い機会となっています。

まとめ

三重県立津高等技術学校は、地域の人材育成に寄与するための職業訓練の場として、多様な専門職に対応したプログラムを提供しています。長い歴史を有し、地域社会と深く結びついているこの学校で、多くの学生が新たな技術や知識を習得し、未来のキャリアを築いています。

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