三重県道202号須賀利港相賀停車場線

三重県道202号須賀利港相賀停車場線

三重県道202号須賀利港相賀停車場線は、三重県尾鷲市須賀利町から北牟婁郡紀北町相賀までを結ぶ一般県道です。この道路は、地域における重要な交通路となっており、陸路では尾鷲市須賀利町へ到達できる唯一の主要な経路と言えます。

概要

この県道は、1982年6月20日に開通しました。それ以前は須賀利町が陸の孤島と化しており、須賀利巡航船を利用しなければ他の地域と結びつく手段がありませんでした。この道路によって、須賀利町と周辺地域との接続が実現し、地域の発展に寄与しています。

路線データ

• - 起点:三重県尾鷲市須賀利町（字在の288番2地先:須賀利港）
• - 終点:三重県北牟婁郡紀北町相賀（字仲田205番1地先:JR東海紀勢本線相賀駅前、三重県道540号相賀停車場線起点）
• - 総延長:15.407 km

歴史

須賀利村は、1960年代まで交通網に恵まれず、巡航船に依存した生活を余儀なくされていました。そのため、1982年の道路開通は、住民にとって大きな転機となりました。開通後、須賀利町は尾鷲市との結びつきを深めつつも、紀北町との関係も強化されています。公立学校の学区も、尾鷲市立ではなく紀北町立が指定されるようになりました。

年表

• - 1959年（昭和39年）1月25日: 三重県道202号島勝港相賀停車場線が認定
• - 1965年（昭和40年）3月26日: 島勝港相賀停車場線を廃止し、須賀利港相賀停車場線を認定
• - 1982年（昭和57年）4月30日: 道路が拡幅されて供用開始
• - 2000年（平成12年）: 道路の一部区間が供用開始
• - 2001年（平成13年）: 更に道路の供用が始まる

路線状況

県道沿いには、多くのトンネルが存在します。山々が周囲に広がっており、トンネルを利用することで安全かつ快適な通行が可能です。

主要なトンネルや橋

• - 須賀利トンネル: 延長356m（1979年竣工）
• - 第二島勝トンネル: 延長345m（2001年竣工）
• - 相賀橋: 船津川を渡る橋梁

交通量

2005年の交通センサスによると、この道路の交通量は増加傾向にあり、地域住民や観光客にとって重要な役割を果たしています。

地理と沿線の特徴

道路沿いには漁業集落が多く点在しており、漁港とも結びついています。また、この県道は紀勢本線とも交差しており、さらなる交通の便を提供しています。

このように、三重県道202号須賀利港相賀停車場線は、地域の交通インフラとして生活の質を向上させる重要な役割を担っています。

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