三重野葵

三重野葵：秋田が生んだ舞台俳優

1983年1月21日、秋田県仙北市で生まれた三重野葵さんは、現在、劇団わらび座に所属する実力派舞台俳優です。A型。

彼女のキャリアは、数々の著名な作品への出演によって彩られています。古典から現代劇まで、幅広いジャンルの舞台で、その確かな演技力と存在感を示してきました。

主な出演作品：

三重野さんの舞台キャリアにおいて、特筆すべきは、その多様な役柄への挑戦です。ジェームス三木演出作品への出演が多く、その繊細な演出と三重野さんの演技が融合した作品は高い評価を得ています。

時代劇から現代劇まで：時代劇『春秋山伏記』では源吉役を、『つばめ』では水島新三郎と丁好寛の二役を演じ分け、時代劇特有の重厚な世界観を見事に表現しました。一方、『坊っちゃん！』では主人公の坊っちゃん役を演じ、現代劇においてもその演技力を発揮しています。

名作への挑戦：手塚治虫原作の『火の鳥 鳳凰編』では我王役、『アトム』ではトキオ、アズリ、タケの三役を演じ、漫画原作作品の世界観を舞台上で鮮やかに再現しました。また、『おもひでぽろぽろ』ではトシオ役を演じ、アニメーション作品を原作とした舞台でも高い評価を得ています。

個性豊かな役柄：村田喜代子原作の『百婆』では兼良役を演じ、独特の雰囲気を持つ作品の中で存在感を放ちました。また、『義経－平泉の夢！』では佐藤忠信役を演じ、歴史劇における演技力を披露しました。さらに、『アテルイ－北の燿星』ではモレ役、『ブッダ』ではタッタ役として、歴史上の人物や宗教的な作品にも挑戦し、その演技の幅広さを示しました。

オリジナル作品への参加：オリジナル作品『げんない－直武を育てた男』では、平賀源内役を演じ、脚本・演出・作詞も手掛けた横内謙介氏とのコラボレーションによって、新たな魅力を表現しました。

三重野葵という俳優

三重野葵さんの演技は、役柄への深い理解と、高い表現力によって支えられています。彼女はそれぞれの役柄に独自の解釈を加え、観客に深い感動と共感を呼び起こす演技をします。その幅広い演技力は、彼女が数々の名作に出演し、高い評価を得ている理由でしょう。

劇団わらび座の一員として、これからも多くの舞台で活躍を続けるであろう三重野葵さん。彼女の今後の活動に期待せずにはいられません。

参考情報

劇団わらび座オフィシャルサイト
わらび座役者名鑑「三重野葵」
* 「おもひでぽろぽろ」キャスト　三重野葵プロフィール

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