上原誠

上原誠のプロフィールとキャリア

上原誠（うえはら まこと）は、1984年11月14日生まれの元日本キックボクサーで、東京都出身です。彼は、格闘技界での業績を上げる前は、野球選手としての道を期待されていました。上原は、かつて成立学園高校の野球部に所属し、ピッチャーとして145km/hもの速球を投げる才気を持っていました。しかし、団体競技に対する興味を失い、大学からのスカウトの誘いを断った結果、プロの道をあきらめることになりました。

野球の監督からの勧めもあり、上原はプロ野球の入団テストに挑戦しましたが、最終的には東京ヤクルトスワローズの育成選手としての契約を拒否し、格闘技の道へ進む決意を固めました。2008年3月、上原はK-1 JAPAN TRYOUTを受験し、ヘビー級で合格。これにより彼の格闘技キャリアが始まりました。

初戦は2008年7月13日に台湾で行われたK-1 WORLD GP 2008に出場し、パク・ヨンス選手と対戦。試合は延長戦に突入し、左フックで相手をKO勝ちし、その後の準決勝を眼窩底骨折の疑いにより棄権することになりました。これが彼の初の大きな舞台での戦いでした。

上原の強さが際立つのは、2011年7月23日にRISEにおいて、第二代ヘビー級王者決定戦で羅王丸選手にKO勝ちを収めたときです。この勝利により、彼はヘビー級王者の座を手にしました。さらに、2013年にはRISE初代ライトヘビー級王者を決める試合で清水賢吾選手に判定勝ちし、再び王座を獲得しました。

上原はまた、2013年12月21日のGLORY 13 TOKYOでもダスティン・ジャコビー選手と対戦し、判定勝ちを収めるなど、彼の急成長を示す試合が続きました。2014年には芸能事務所とマネージメント契約を締結し、格闘技以外の分野でもの活動を始めました。

2017年11月、彼はK-1 WORLD GP初代ヘビー級王座決定トーナメントに出場し、1回戦ではパコム・アッシ選手にKO勝ちを収めたものの、準決勝でアントニオ・プラチバット選手にKO負けするという結果になりました。その後、2018年9月24日にK-1 WORLD GP初代クルーザー級王座トーナメントにも出場しましたが、ブバッカ・エル・バクーリ選手との対戦でKO負けし、この試合を持って現役を引退しました。

彼の戦績は、アマチュア時代に17戦17勝10KOという輝かしいもので、数々の大会での優勝経験を持っています。上原は士道館関東大会無差別級グローブ空手や士道館全日本ストロングオープントーナメントなど、数多くのトーナメントでも成功を収め、格闘技界における地位を確立しました。

人物・エピソード

上原誠は、その若き頃から数々の期待を背負い、多くの実績を残してきた選手です。彼の成功は、若かりし頃の努力と決断の結果であり、多くの選手やファンから尊敬されています。彼のインスピレーションは、未来の若いアスリートたちにとって、目指すべき道を示すものとなっています。

もう一度検索