上大岡東

上大岡東（かみおおおかひがし）

横浜市港南区内に定められた町名の一つに、上大岡東があります。この町は、行政上の区分として上大岡東一丁目から上大岡東三丁目までが設定されており、全域で住居表示が適用されています。

地勢

上大岡東は、港南区の地図上で見ると北東部に位置しています。地理的には、西側で同じく上大岡を冠する上大岡西地区と隣接しており、北側では横浜市南区の大岡地区と境を接しています。さらに、北東方向には磯子区の岡村地区、そして南東方向には磯子区の汐見台地区が広がっています。このように、複数の地区や行政区と隣り合う位置関係にあります。

町名の由来と歴史

上大岡東という町名は、1975年（昭和50年）7月28日に正式に成立しました。これは、それまで存在していた上大岡町と笹下町のそれぞれの区域の一部を分離し、これらを再編成することによって新たに設置されたものです。この改編によって、現在の町域である一丁目から三丁目が誕生しました。地域全体のより広範な歴史については、上大岡の歴史に関する項目を参照すると良いでしょう。

土地の価格

上大岡東における土地、特に住宅地の価格については、公示地価が指標の一つとなります。2024年（令和3年）1月1日現在の公示地価データによれば、いくつかの代表的な地点でその価値が示されています。例えば、上大岡東一丁目にある地点では1平方メートルあたり27万円、同じく一丁目の別の地点では1平方メートルあたり24万6000円、そして上大岡東二丁目にある地点では1平方メートルあたり19万4000円といった価格が公表されています。これらの数値は、この地域が住宅地として一定の評価を受けていることを示唆しています。

人口と世帯

上大岡東の人口および世帯数に関する統計情報は、横浜市によって継続的に集計され、公表されています。直近の公式発表としては、2024年（令和6年）8月31日時点での数値が確認可能です。また、過去に実施された国勢調査に基づいた人口および世帯数の長期的な推移に関するデータも存在します。

事業所

地域内の経済活動の一端を示す事業所に関する情報は、経済センサス調査によって把握されています。2021年（令和3年）の経済センサス調査によれば、上大岡東には様々な業種の事業所が存在しており、そこで就業する従業員数についての統計データも集計されています。

公共サービス・施設・学区

郵便サービス: 上大岡東の郵便番号は「233-0001」が割り当てられており、この地域の郵便物の集配業務は港南郵便局が担っています。
警察の管轄: 町内の安全を守る警察の管轄区域は、特定の警察署によって定められています。
* 学校の通学区域: 横浜市立の小・中学校に通学する場合、上大岡東に居住する児童や生徒には、行政により指定された通学区域（学区）が適用されます。これは2023年4月時点の情報に基づいています。

町内には、住民の生活や交流に利用されるいくつかの主要な施設が存在します。具体的には、広大な敷地を持つ緑豊かな久良岐公園、地域に根ざした横浜市立上大岡小学校、そして上大岡墓地などが挙げられます。これらの施設は、上大岡東の地域環境を構成する重要な要素となっています。

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