上安久子

上安 久子（うえやす ひさこ）

上安久子（ふじわら）さんは、日本の元水球選手で、京都府出身です。彼女は水球の競技者としてのキャリアを積み重ね、多くの偉業を達成しました。夫は元水球女子日本代表監督の藤原秀規氏です。

来歴

彼女の水球への道は、1981年に始まりました。当時小学6年生の彼女は、京都踏水会のスイミングスクールに通っており、そこで女子水球チームの結成に参加しました。このチームは、1984年に開催された第1回全国女子水球競技大会に出場し、見事に優勝を果たしました。この成功は、彼女の水球選手としてのキャリアにおける大きな一歩となりました。

進学後、日本体育大学に入学。1989年、その大学で女子日本代表が結成され、上安さんもそのメンバーに選ばれることになります。1991年には、FINA水球ワールドカップに出場し、日本チームは全体の8チームの中で6位という結果でしたが、この大会で彼女は得点王に輝きました。これは彼女が持つ攻撃力と技術力を示す素晴らしい成果でした。

さらに、1993年のワールドカップでも再び得点王に選ばれることとなり、当時オランダの選手と並び称されました。彼女の活躍は水球界において広く認知されており、今もなおその名は語り継がれています。

引退した後、上安さんは京都踏水会のコーチを務めるなど後進の指導にもあたりましたが、結婚を機に表舞台から退くこととなります。現在は、3児の母として家庭に専念し、日々子どもたちの成長を見守っています。彼女の水球選手としてのキャリアは、多くの人々にインスピレーションを与え、スポーツ界における女性の地位向上を促進する一助となりました。

水球という競技は、その特性上、技術だけでなくチームワークや精神力も問われるスポーツです。上安久子さんはそのすべてを体現した選手であり、競技界においてもその存在感は際立っていました。今後も彼女の活動や思いが広がっていくことを期待しています。

関連項目

• - 京都府出身の人物一覧
• - 日本体育大学の人物一覧

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