上尾野辺めぐみ

上尾野辺めぐみについて

上尾野辺めぐみ（かみおのべ めぐみ）は、1986年3月15日生まれで、神奈川県横浜市瀬谷区出身の優れた女子サッカー選手です。彼女は現在、WEリーグのアルビレックス新潟レディースに所属しており、主にフォワードやミッドフィールダーとしてプレーしています。

サッカーキャリアの始まり

幼少期、彼女は従兄の影響を受けて幼稚園の頃からサッカーを始めました。地元の原フットボールクラブでの活動を経て、小学生時代には大和市の女子サッカークラブ、林間サッカークラブレモンズに参加。ここでは、同級生の川澄奈穂美と共に競い合いながら成長しました。特に、彼女たちが似たような身長やプレースタイルを持っていたため、観客からは「双子ですか？」と尋ねられることもあったそうです。

1997年の小学6年生の時、静岡市で開かれた「清水カップ」で初の全国優勝を達成し、MVPに輝くなど、彼女の才能は早くから評価されていました。その後、彼女は1998年に川澄と共に大和シルフィードに加入し、神奈川県立商工高等学校を卒業するまでサッカーを続けました。高校卒業後は埼玉県の武蔵丘短期大学に進学し、女子サッカー部に所属。2004年度には大会準優勝を果たしました。

プロキャリア

2006年にアルビレックス新潟レディースに加入し、ここから本格的なプロ選手生活がスタートします。2008年からはなでしこリーグオールスター選手に選出され、2010年度には大会最優秀選手賞を受賞しました。

2017年1月にはプロ契約を締結し、2018年にも契約を更新。彼女はシーズンを通じてチームの中心選手として活躍しています。

日本代表活動

上尾野辺の代表歴は非常に豊富です。2009年には日本代表に選出され、ドイツやフランスへの遠征を通じて経験を積みました。2010年にはAFC女子アジアカップに出場し、ミャンマー戦でのゴールが代表における自身初の得点となりました。2011年にはアルガルヴェ・カップに参加し、スウェーデン戦での得点やFIFA女子ワールドカップでの優勝を経験するなど、数々の栄光を手にしました。

また、彼女は2016年に行われたリオデジャネイロオリンピックのアジア最終予選にも選出されましたが、チームは予選3位となりオリンピック出場権を逃しました。

個人成績

上尾野辺は日本女子サッカーリーグでの通算200試合出場と250試合出場を達成しています。WEリーグでも2021年に初出場し、2023年には初得点を記録しました。2022年4月には国内リーグ通算300試合出場も果たしています。

主なタイトル

• - アルビレックス新潟レディース

- なでしこリーグ ディビジョン2: 1回（2006）

• - 日本代表

- アジア競技大会: 1回（2010）
- FIFA女子ワールドカップ: 1回（2011）
- AFC女子アジアカップ: 1回（2014）

• - 個人

- なでしこリーグ1部 ベストイレブン: 5回（2009、2010、2014、2015、2016）
- 敢闘賞: 1回（2015）

上尾野辺めぐみはその卓越した技術とプレースタイルで、多くのファンに愛される選手です。これからの活躍にも期待が寄せられています。

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