上山市消防本部

上山市消防本部について

上山市消防本部は、山形県上山市の消防機関で、市の全域にわたって安全を守る重要な役割を担っています。ここでは、その概要や組織、歴史的な背景を詳しく見ていきましょう。

概要

• - 所在地: 山形県上山市石崎1-7-46
• - 管内面積: 240.95km²
• - 職員数: 57人
• - 消防署数: 1カ所

主力機械（2020年4月現在）:

• - 指揮車: 1台
• - 普通消防ポンプ自動車: 1台
• - 水槽付消防ポンプ自動車: 2台
• - 化学消防自動車: 1台
• - 救急自動車: 3台
• - 救助工作車: 1台
• - 資材運搬車: 1台
• - 広報車: 3台
• - 自動二輪車: 1台

歴史

上山市消防本部の始まりは1951年4月に設置された上山町消防本部・上山町消防署に遡ります。1954年には市制施行に伴い、現在の名称に改称されました。1968年には救急車が導入され、翌年から救急業務を開始しました。1974年には新しい消防庁舎が完成し、数度にわたって新たな出張所や機材が追加されていきました。最も注目すべきは1998年に配備された高規格救急車で、地域の医療体制の強化に寄与しています。2007年に出張所が廃止され、現在は集中管理が行われています。

組織編成

上山市消防本部は、本部と消防署で構成されています。具体的には、庶務、予防、警防、情報管理、地域消防の各係が存在します。また、消防署は2つの署隊に分かれ、それぞれ消防防災係と救急救助係を持っています。これにより、迅速な対応と効率的な業務が実現されています。

消防団

上山市には消防団も存在し、団長、副団長、分団長などの階級を持つ多数の団員が活動しています。消防団の主な任務は、火災から市民の生命や財産を守ることや災害に対する予防・対策です。さらに、団員は災害発生時に報酬規程があり、報酬や手当が支給されます。

階級報酬（年額）

• - 団長: 127,000円
• - 副団長: 96,000円
• - 分団長: 50,000円
• - 副分団長: 45,000円
• - 部長: 39,000円
• - 班長: 38,000円
• - 団員: 36,500円
• - 予備団員: 5,000円

災害への出動や研修参加に応じて手当も支給される仕組みになっています。

協定と連携

上山市消防本部は、様々な地域との協定を結び、消防活動における相互支援の体制を整えています。これには、七ヶ宿町との消防応援協定や山形県内消防機関との応援協定などが含まれます。さらに、地域の医師会や薬剤師会とも連携しており、災害時の医療救護活動に関する協定も締結されています。

まとめ

上山市消防本部は、その設立から64年以上の歴史を持ち、市民の安全と安心を確保するために日々努力を続けています。組織の充実や多様な装備、地域との協力を通じて、さらなる発展を目指しています。

もう一度検索