上山紘輝

上山 紘輝（うえやま こうき）

上山紘輝は1999年5月15日に生まれた日本の陸上競技選手で、主に短距離走を専門としています。現在、住友電気工業に所属し、2022年と2023年の世界陸上競技選手権大会の代表選手としても活躍しています。彼の200メートルの自己ベストは20秒26であり、この記録は日本の陸上競技史においても歴代9位にランクインしています。

来歴

三重県松阪市で育った上山選手は、小学校時代から陸上競技を始めました。三重県立宇治山田商業高等学校を卒業後、近畿大学に進学。高校時代には200メートルの記録を21秒台に抑えていた彼ですが、大学1年生の2018年にはその記録を20秒台に引き上げ、U20世界陸上競技選手権大会の代表に選出されました。しかし、本大会では準決勝で敗退しました。

2021年、上山選手は第105回日本陸上競技選手権大会の200メートルで5位に入賞（タイムは20秒86）。これにより、2020年東京オリンピックの代表入りは逃しました。その後、同年9月に行われた日本学生陸上競技対校選手権大会（インカレ）で、20秒69のタイムで準優勝を果たします。

社会人としての活躍

大学卒業後の2022年、上山選手は住友電気工業に入社。初出場した第106回日本陸上競技選手権大会において200メートルで見事初優勝を果たし、自己ベストを20秒46に更新しました。同年の世界陸上競技選手権大会（オレゴン州）では200メートルと4×100メートルリレーに出場。200メートルでは予選で20秒26を記録し、準決勝に進出しましたが、そこで20秒48で敗退しました。

国際舞台での成績

2023年に行われた第107回日本陸上競技選手権大会では200メートルに出場し7位に終わりましたが、同年7月にはアジア陸上競技選手権大会で200メートルの決勝に出場。ここでは20秒53のタイムで3位となり、銅メダルを獲得しました。さらに、8月の世界陸上競技選手権大会（ブダペスト）では男子200メートルに参加しましたが、予選で4着となり敗退しています。

アジア競技大会での成功

2023年9月、杭州で開催されたアジア競技大会では200メートルで金メダル、男子4×100メートルリレーで銀メダルを獲得した上山選手。仲間たちと共に競技を行い、国を代表する選手としての責任を果たしました。

2024年パリオリンピック

2024年のパリオリンピックでは、男子200メートルの予選に出場。3組目に走り、タイムは20秒84で6着となり、準決勝には進めませんでした。その後の敗者復活ラウンドでも20秒92の4着であり、再度の次のステージには進むことができませんでした。

上山紘輝選手は、これまでの競技人生の中で多くの成績を残し、これからも日本の陸上界でのさらなる活躍が期待されます。彼の努力と成果は、次世代のアスリートたちにも多大な影響を与えることでしょう。

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